6 お茶会

その後、唯一継続されたのは、メールサービスという任意の投稿による数枚のペーパーのみとなり、これはmaetaccqさんとBさんのご尽力に頼った発行でしたが、途中から私の手に移ることになり、ともかく毎月これを取りまとめて残ったメンバーに送り続けました。しかし、このままでは先細りになるのは見えており、いずれCCQは消えてなくなるかも…と思うとさすがに忍びないものがありました。
さりとて昔のように無邪気にミーティングを復活できる雰囲気でもないし、私ももうそんなパワーはないから、苦肉の策で思いついたのが現在の「お茶会」というわけです。

ミーティング(ツーリング)は幹事を定め、前もって計画を立て、早起きをし、ほぼ一日をかけて遠出をするわけですから、ストレスにまみれた忙しい現代人の貴重な休日を奪う事でもあり、相応の出費も伴うものですが、夜のお茶会なら、夕方までは別のことをして、日が落ちてふらりと出かければいいのだから、エネルギーも犠牲もずっと少なくて済むはずで、これぐらいなら可能では?という目論見でした。

それを思い立って、ひと通り呼びかけをしようと当時の事務局から名簿を取り寄せたところ、我が目を疑うまでにメンバーは激減しており、しかも退会していった方の情報はそのつど消去していたとのことで、もはや連絡する手立てもありませんでした。
失われたものはどうにもならないから、ごく身近の親しい人達だけでも集まってムダ話のひとつでもしましょうよということで、お茶会が始まったのが2017年のことです。
ほぼ同時期だったと思いますが、ホームページを立ち上げて、郵送によるメールサービスを廃止、事実上の再スタートを切って現在に至っている次第です。

それから5年目(2022年現在)、むろん昔のような規模には遥か及びませんが、これはこれで一定のリズムみたいなものが生まれ、コロナ禍でもついえることなく現在に至っているのは、シトロエンの一見弱いようでいて意外なタフさをも併せ持つところにも似たものを感じます。

少しずつ新入会員もありますが、このところの新しい現象としては、九州山口エリア以外にお住まいの、ご遠方の方がぽつりぽつりと入会してくださることで、大変嬉しいと同時に不思議な事だとも感じています。

特に関東では人が集まれるだけの最低人数にもなってきたことから、2022年4月には初の関東お茶会が開催され、翌月も行われたということは特筆に値することだと思います。どうか今後も継続していけますよう、皆様のご協力を願っています。