7月もつつがなくお茶会を終えることができました。
今回は、偶然にも食事からデザートにいたるまで、4人が4人、まったく同じ注文内容だったので会計作業は楽でしたが、すでに顔なじみと思しきベテラン店員の女性から「わ、仲いいですねぇ! めっちゃ仲いいじゃないですか〜!!」と何度も言われてしまいました。
言葉通りに受け取って良いものか、毎月土曜に長居して閉店間際に帰っていくオッサン達への当てこすりなのか、その真意は判然としませんが、まあ悪印象を持たれて火花が散るよりマシかと思いました。
退店後はTさんのリクエストにより、DS5に試乗させていただくことに。
昔は数台集まれば、安易に試乗会のようなことをバンバンやっていましたが、時代も変わり、現在は他人のクルマのハンドルを握ることは、よほどの合意がない限り慎むというのが相互のマナーとして自然に機能しはじめた観があります。
万が一にも粗相が起これば責任問題は出るし、人間関係にも支障が出かねないことを考えれば賢明だと思われ、今回もオーナーの運転で同乗に与ったのみでした。
この日、写真にあるように4台中ハイドロは一台で、関東陣のあっぱれな気骨に比べると、軟弱な風がそよそよと吹いているようです。尤も、白いカクタスのKさんはC6オーナーでもありますが…。
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余談ですが、過日TVを見ていたら、あっと驚く映像が出たので思わずスマホのシャッターを押しました。
1973年9月、パリを訪れた田中角栄がDSから降車するショット。
このあと、時の大統領であるポンピデゥーとの会談で、モナリザの日本への貸出が決まったとか。
大きめのテールランプの形状からして最後期型、おそらくは23IEパラスではないかと思われますが、当時はまだDSが生産されている時代だったことを思うと、今昔の感に堪えません。
それにしても場所はパリ、政府差し向けの最もフォーマルな使い方をされるDSに乗る賓客が、よりにもよって田中角栄というのは、まるで変な食べ合わせをしたようでした。