それから-10

2CVで最もつらいところは、一年の約1/3ほどが乗られないことです。
とくに最近の夏の厳しさときたら尋常ではないから、6月の半ばぐらいから9月いっぱいは長い夏休みです。
よって秋〜冬〜春が季節到来というところですが、かといってそう頻繁に乗るというわけでもありません。

エンジンは、ducaさんによるキャブ上部の分解掃除および入念なセッティングが功奏して快調を保っています。
冬場のセッティングにしましょうか?とも言われたけれど、特に問題ないからそのままにしていたら、ちょっとしたアクシデントがありました。

かなり寒い日のこと、エンジン始動後すぐにチョークを絞り気味にして、暖気もそこそこにゆっくり出発。
ゆるい上り坂の上で一旦停止して右折するのを、ついサボって2速のまま発進したら、勾配があるためあきらかにパワー不足に陥り、ほとんど止まるようなところからウンウン粘って動き出しはしたものの、直後にガクガクと咳き込んで少し機嫌が悪そうでした。
あとは下りだから、、と軽く考えて1kmほど行って幹線道路に出てすぐ、3車線の真ん中で信号待ちをしていると、エンジンが突然止まってしまいました。

あわててセルを回すけれど、掛かる気配はまったくなく何度もトライしますが、セルモーターが虚しい空咳のように回り続けるばかりでエンジンは頑として応答せず、そうこするうちに信号が青になり、左右の車は動き始めてうわぁ~!となりました。
後ろの車が一度だけ「プッ」と鳴らしたけものの、すぐにあきらめてかわしてくれて、交差点前の信号でポツンと一台取り残される事態に!

このとき横には友人が同乗していましたが、幸い左側に銀行の駐車場があり、自分が押すからとりあえずそこに入ろう、わかった、ということになりました。
2CVは軽いから押せばスルスルと動くのですが、それでも友人は迫り来る後続車の恐怖と、人目に晒される恥ずかしさの中で必死に押してくれました。

〜で、これが私の悪いところなんですが、ハァハァ息を切らして戻ってきた友人に、いきなり「どこを押した?」と質問。
「は?」「トランクの面を押したら凹む場合があるから、押すときは押していい場所と悪い場所があって、、」というと「知らんよ、そんなこと!!」とえらく憤慨され、ま、そりゃそうですよね。
というわけで、一息ついてエンジンをかけ続けると、ブ、ブ、ブと反応があり、やがて再始動に成功。

要するに私の操作ミスでカブらせてしまい、その後しばらく走ると元に戻りましたが、ducaさんに報告するとやはり少し調整したほうがいいだろうという事になり、後日微調整をやっていただきました。ガレージの壁には、以前の記録に加えて、冬はどれだけ変更したのかが図入りのメモで細かく書き留められてペタペタ貼られています。

夏の辛さとは対照的に、2CVの冬には独特な心地よさがあります。
ヒーターはエンジンの暖気が足元から入ってくるのがオイルヒーターのようで、これは普通のエアコンでは得られない優しみがあります。

ところがある日、ふと足元を見ると、床に黒い汚いものがゴロゴロ転がっていてびっくり仰天!スポンジのクズらしいのが盛大に撒き散らされており、すぐに掃除機をかけますが、これが数回続きました。

後日わかったところでは、2CVのエンジンルームには紙で蛇腹のダクトが何本もあり、内側には黒いスポンジが貼られていますが、そのうちの古いのが経年でぼろぼろになり、ヒーターの季節になったことで、出口が開いて車内になだれこんできたようです。


意外なこと。
1月のお茶会は、天気予報では「曇り、夜半には回復」というので2CVで出かけたところ、帰りに店のドアを開くと外は横なぐりの雨でした。
寒さにガタガタ震えながら、意を決して真夜中の雨風の中を走り出すと、車体は突風に煽られて怖いのなんの、、ちょっとした台風を突っ切るようで、緊張しながらなんとか無事に帰り着きした。

また別の日には、やはり予報が外れて、出先で突然の激しい雨に叩きつけられ、ほうほうの体で戻ったことがありましたが、いずれも雨漏りは確認できる範囲ではまったくなく、あんなペラペラの簡素なボディと屋根は簡易な幌を被せただけであることを考えると、これはけっこうすごい事じゃないかと思いました。
とはいえ雨の日に2CVは乗りたくないですが、小さなオモチャみたいなワイパーが懸命に動く様子はMr.ビーン風で笑えます。

これらのパーツは、CCQの古いメンバーであるMさんにいただいたものですが、スペイン製のショックアブソーバー、ブレーキパッド2組など。線のついた方のパッドは「ディアーヌのものではないか?」とのこと。

Mさんについては、[CCQ小史]→[コラム]に「Mさんと2CV」という拙文を掲載しているので、よかったらどうぞ。

左側の「F」は、C3にステッカーを自作したとき、F部分を切り抜いたものを、捨てる前に試しに2CVに貼ってみたら、これはこれでいいかな?と思ってそのままに。FはFRANCEとFUKUOKAの両方の意味を勝手にイメージしています、、はい。

蓼食う虫-5

[ATと燃費について]C3とゴルフ7のエンジンは、3気筒/4気筒という違いはあるものの、ともにガソリンの1.2Lターボ。しかしボディはC3がひと回り小さいにもかかわらず、燃費ではあきらかにゴルフに及びません。その理由は、エンジン効率のようなことはわからないけれど、素人目にもこれだろうと思うのがミッションです。

ゴルフはDSGというダブルクラッチの7速で、60〜70km/hでも5速〜7速をたえず使い分けながら低回転を保って走るのに対し、C3はアイシンの6速ATというのはいいけれど、問題はそのシフトプログラム。
エンジンパワーは充分余裕があるにもかかわらず、5速には概ね70km/h以上、6速に至っては90km/h以上でないと入らないため、市街地などの常用速度域では事実上の4速ATといってよく、常に2000rpm前後で回っている印象です。

C3は低速でのATのマナーがややギクシャクするというのが定説のようですが、私はその点はそんなに感じませんが、昔のどこかのんびりしたZFのATのようで、エコのため「働いて、働いて、働いて」というような気配はありません。
感覚的に60km/h前後で5速に入って欲しいところを、エンジンをムダに回して平然と4速で走り続けるナマケモノで、アイドリングストップなぞ付けるよりこっちじゃない?といいたいし、少なくとも日本の道路事情には合致しているとは言い難い。

動き出しに1〜2速、あとの大半は3速か4速となり、それを反映して燃費は市街地ではせいぜい10〜11km/L前後、しかもガソリンタンクは42Lほどだから、どうしても足が短くなることは否めません。

マニュアル操作をすれば、多少マシなのかもしれませんが、個人的に「ATは何もしないからこそのAT」と思ってきたから、専らDレンジだけで走っていました。
…と、ここまで書いて、とはいえ一度もマニュアル操作を試みないというのもレポートとしてあまりに怠慢ではないかと反省し、これを試してみることに。

すると50km/h+ぐらいでも5速はもちろん、その気になれば6速にも入ることがわかり、そのほうがエンジンも回転が抑えられ、スルスル軽やかに転がるようでクルマ全体の印象も良くなるのがわかりました。
AT車のマニュアル操作は慣れていないから、つい忘れて発進で5000rpmぐらい回してしまうような場面も何度かありましたが、慣れるにしたがい、まあそれなりに走れるようになりました。

操作というのは頭ではなく、体が覚えなくてはダメですね。何速で走るかを状況により任意に決めるのは、ほどよい集中を要して「意外と楽しい」ことがわかったから、まあこれでもいいけれど、本来はDが低回転を保って燃料を節約して走ることに努め、マニュアル操作で積極的に回して走るというような設定であるべきではなかったか?と思います。

その結果、燃費はなんと1割以上も向上し、約13km/Lほどになったのは嬉しいというより呆れました。こういうマヌケなところが、あいからわずシトロエンなのかもしれません。

ATのマニュアル操作については、いまどきはパドルシフトが付いていることが多いけれど、私はその感触がまったく楽しくなかったこともマニュアルシフトをしない一因でした。
しかしC3にはこれがないから必然的にシフトレバーでの操作になるわけですが、これを上下させるのは存外MTの運転に通じるリズムがあり、個人的にはこのほうが好ましいことがわかりました。

パドルはハンドルから手を離すことなく、左右の指先でパチパチやるだけですが、この操作感がゲーム的でどうもしっくりせず、やはりギアチェンジはギアの場所でレバーを動かすほうが、私のような昔気質のドライバーには運転の生理に敵っているようです。

というわけで、純粋な街中ではDレンジ、少し巡航できる場面ではマニュアル操作を行っていますが、けっして負け惜しみではなく、ATのワンパターンな運転より、少しこういう変化や判断を必要とするのは案外楽しい(場合もある)という新発見になりました。
ATでわざわざマニュアル操作するなど「酔狂ではないか」と思ってきたのは、どうやら間違いだったようです。

[給油口]C3の給油口は左側。
あまり意識したことはなかったのですが、私の経験範囲ではかなり珍しいことです。

ゴルフもC5エアクロスも2CVもC6もすべて右側、昔の車のことは忘れてしまっていたからアルバムで確認すると、XmもXantiaもBXもCXもやはり右。
だからスタンドに行くと無意識に給油機の左へ車を寄せるのが身についており、何度か「あっ」と気づいて反対側へ移動するなどしていたのですが、最近ようやく意識するようになりました。
調べてみると、C3は初代から最新の4代目まですべて左、プジョーも208や308も左で、なにか理由がありそうですが、私にはちょっと思いつきませんでした。

そうか!こういう時こそと思いついてAIに聞いてみたけれど、マフラーの位置とか、燃料タンクの位置とか、歩行者との距離をとるとか、日産は利便性から右であるとか、要するにバラバラ、これという首尾一貫したアンサーは見つかりませんでした。トヨタは左に統一しているそうですが、新旧ドイツ車は圧倒的に右で、とにかくナゾですね。

[給油口で思い出したこと]

↑写真は使わないシーツをただ捨てるのはもったいないから、おしぼりぐらいのサイズに切ったもの。一度に何十枚もとれるから、オイルの点検や細部の掃除など、気軽に使えるから便利ですよ。
ガレージ内では、ティッシュや使い捨てペーパーではちょっと違う、、でもウェスを汚すほどでもない、、ということが意外に多いから思った以上に役に立ちます。
そのひとつ、タオル地と違って嵩張らないので、給油ハッチの片隅に押し込んでおくと、給油後ノズルを引きあげる際の液ダレ防止などにも便利です。ペーパーが置いてあるスタンドもあるけれど、コストコにはないから今では必需品です。

それではまた。

自己紹介、ajitamaです。

はじめまして。この度CCQに入会させていただいたajitamaでございます。よろしくお願いいたします。

代官山の旧山手通りにて

こちらのブルーのC6に乗っております。昨年の6月に納車しまして自分にとって初の愛車です。テールランプ周りの造形がお気に入りです。

私自身の自己紹介としましては車趣味以外には、バイオリンを弾いていたりします。自転車も好きでしてピストバイクとロードバイクに乗っております。タイヤがついているものは基本好きなのでバイクや電動キックボードなんかも所有して乗っております。最近はカメラ趣味を始めようと企んでおります。カメラ買ったら車の写真も撮りたいですね。

ヤフオクでC6のホイールを購入したご縁でzewsさんにCCQにお誘いいただいて入会させていただきました。

zewsさんのC6との一枚

ホイールの受け渡しの後には初めてお会いしたにも関わらずファミレスでたくさんお話しさせていただき楽しい時間を過ごさせていただきました。ブラックのC6も良いですね。zewsさんは素晴らしいオーディオシステムをインストールされていて憧れてしまいました。

お互いのC6にも乗り合って色々と教えていただきありがとうございました。CCQ関東支部のお茶会にも参加させていただきたいと思っているので皆様よろしくお願いします。

いつもあまり車の写真撮らないのですが数少ない写真を紹介させてください。

タイムスTNS四番町にて

こちらは本日のC6です。市ヶ谷で仕事関係の試験を受けるために駆り出しました。紹介用にと撮ってみましたが中々良いですね。麹町番町の超高級住宅街ともC6はよく似合っていました。

清澄のババグーリ前にて
定番の外苑の銀杏並木にて。納車の日の写真です。
着地状態。滅多に車高落としませんがこれもカッコいい。

自由気ままにシトロエンライフを楽しんでおります。仲良くしていただければ嬉しいです。

改めましてこれからよろしくお願いいたします ajitama

彼女はご機嫌ななめ 2

「プレッシャーレギュレーター」も以前からじわじわ漏れていたので、この際取り外してオーバーホールすることにしました。ハイドロ車はいつもどこかが漏れているイメージがありますが、LHMオイルも高くなった昨今、完璧を目指しましよう。

ハイドロ車はBXから始めて、CX→Xantia→Xm→GSと乗っていますが、いずれもこの部品が付いていて、中身はほぼ同じ。こちらはGSの「プレッシャーレギュレーター」で、この時代のものは緑色に塗られています。

「プレッシャーレギュレーター」には「スフィア」が取り付けられていて、一定以上の圧力になると、オイル通路が切り替えられて、LHMタンクに戻す仕組みになっています。(citroenet.org.ukより引用)

オイル漏れの改善には、「プレッシャーレギュレーター」を分解してOリングを交換する必要があります。この作業の最大の難関がおしりのCクリップ外しでしょう。本来ならプレス機を使いたい作業ですが、持っていないので工夫と根性で外します。
Cクリップが無事に外れたら、内部を清掃し、Oリングを3か所交換して元に戻すだけです。

付いていた「メインアキューム」もチェック。圧力を測ったら10bar程しかありませんでした。リチャージしても良かったのですが、65barの対策玉があったのでそれを取り付けてみました。

このところ、毎朝の始動時にSTOPランプが消えるまで随分時間がかかっていましたが、待ち時間が短縮され快適になりました。

2月度関東お茶会報告

ご無沙汰しております。2026年2月の関東お茶会は定番となりましたいっちょう東松山店で/の開催となりました。参加者はNaさん、Noさん、Kaさんと私に加えて、C5の2型セダン2.0(紺色)に乗られているAeさんがおいでくださいました。

↑右から2番目がAecさんのC5です。ヘッドライトのきれいさが伝わるでしょうか、、、

例によっていろいろなところに話が展開されたのですが、Naさんの2CVが車検とのことでヘッドライトをヤフオクでちょうど落とされたとのことで持参されていました。車検での測定がハイビームからロービームに変わったことで光量や光軸調整で思案されているようでした。

↑きれいなヘッドライトでした。中からはイエローのカバーが付いたバルブが出てきたのですが、H4かと思いきや、3つの角がないので別の種類なんですね。40Wって書いてあるようで、光量が心配そうです

以前、2CVのライトが角形ヘッドライトに変わったのも丸型だと光量が当時の規制に対応するためだった、、と伺ったことがあるので、従来の丸型で今の規制に対応させるのはやはりテクニックが必要なのかと思いました。

Aeさんのシトロエン遍歴はこのC5の2型が初のシトロエンだそうで新車で購入して13万キロを走られているのですが、とても程度が良く、ヘッドライトなど新品のような輝きで驚きました。駐車場が立体駐車場とのことでしたので、紫外線の影響は本当に大きいものだな、と思った次第です。塗装はずいぶん強くなりましたが、プラスチックの耐久性ももっと上げてもらいたいものです。

お茶会は翌日早い時間から予定がある方もあり、20時半ごろに解散となりました。

後日、Aeさんからは入会したい、とのご連絡を頂きました。関東も少しずつですが会員が増えつつあります。

おまけ:

先日タイヤのローテーションを自分で行いました。これまでホイールボルトを緩めたり、締めたりするのに車載のホイールレンチと十字レンチを併用していたのですが、今回新しくスライド式のホイールレンチを新調しました。これまでの十字レンチと比較して回しやすく、締め込み時の力も掛けやすくて好印象でした。ただ長い分だけ力がかかりやすいので力は加減する必要がありそうです。

↑使用した工具類です。今回新調したのは左端のスライドできるレンチ(スピードクロスレンチ)です。ジャッキは35年近く前の日産セフィーロ用とカヤバのシザーズジャッキ。カヤバのジャッキもとても使いやすくて良かったです。

蓼食う虫-4

タイヤの話題が続いたので、それ以外の話を。

▶CarPlay
このC3には「純正ナビ」が付いていましたが、簡単に云ってしまうと平凡な日本製ナビが、ダッシュボードのモニターに映し出されるというだけのもの。

ここ数年で事情は一変したようですが、以前は輸入車に「純正」と称する日本製ナビを組み込むか、各自市販品を買って取り付けるか、あるいはナビゲーション無しに甘んじるかのいずれかでしたね。
C6のような高級車では標準装備とするため、ダッシュ上部にカロッツェリアナビを押し込み、連動してエアコンのセンター吹き出し口の半分以上を潰すまでして日本製ナビを組み込むなど、C3の「純正ナビ」もそんな時代の最終期であったらしいことが窺えます。
ただしダッシュボード下部にはUSBの差込口があり、すでに海外では新時代が到来していることも静かに語っています。

巨匠のご子息によれば、ずいぶん試されたらしいけれども、スマホとの連結は「できない」とのこと、しかしAppleのサイトではC3は初期モデルからCarPlayが使用できると記されているし、ネットには使えている動画もあるから、あきらめきれずBluetoothで繋ぐワイヤレスアダプターを購入したものの、やはり頑として繋がらない。
ついにディーラーに問い合わせると「コンピューターの設定変更で使用できるようになる」との回答。

ではすぐに行ってみたいところ、それができないのが今どきで、いかなることでも「事前予約が必要」で最短の予約をとってからディーラーを訪れました。
作業は30〜40分ほどで終了、帰り道ワイヤレスアダプターを差し込むと、とくに設定もせずあっさりCarPlayは繋がり、このときから純正ナビは二軍降下と相なりました。

ひとつ困りごとは、CarPlay使用中電話がかかってくると、呼出音から会話の内容まで盛大に車内のスピーカーから筒抜けとなるし、LINEなどは発信者の名前までモニターに表示されるから、それは必ずしもありがたくはないのですが、設定でどうにでもなることを例によって「私が知らないだけ」かもしれません。

▶▶アイドリング・ストップ・キャンセラー(ISC)
ご多分にもれずアイドリング・ストップ機能が装着されていますが、個人的なドライバー視点で言わせてもらうと、これほど煩わしく迷惑なものはありません。

物理スイッチがあればまだしも、C3はタッチパネル上で[車両設定画面]を呼び出し[OFFにする]という手順を踏まなくてはならず、しかも一度エンジンを切ると必ずONに戻るから、始動するたびにこの操作が必要となり、乗ってパッと走り出すということができません。
これを怠ると、アイドリング・ストップの介入はのべつまくなしで、信号停車はもちろん、一旦停止や右折など時を選ばずやたらエンジン停止/再始動を繰り返します。

kunnyさんは早々にC3エアクロスにISCを取り付けられてこの苦境から脱出された由、同じものを!となりましたが、すでにネット上では見当たらなくなっており、直接発売元に掛けあってくださいました。表向きの販売は終わっている由で、メール往復は年をまたぎ1月上旬ついに入手へと至りました。

さらにはkunnyさんからは、取り付けも「僕がやってあげますよ」とのありがたいお申し出があり、いうまでもなく私は自分じゃできないからお願いすることに。
作業はメーターユニットを引き出して、その奥の配線の一部にISCを組み込むだけだからかんたん!と仰せですが、私にしてみたら自分でメーターを外すこと自体、考えも及ばないことです。

パーツ・キットの中には、メーターを外す際に使うらしいプラスチック製の「こじ開け用ヘラ」のようなものが入っており、執刀医であるkunnyさんはそれをパネルの合わせ目などにグイと差し込み、ぎゅうぎゅう力を込めてこじったり、ひっぱったり、ときに二の腕がプルプル震えるほど相当ハードな作業だったのは驚きでした。

ときおり「バキ」とか「ボキ」とかの恐ろしげな音もするから、横で心臓バクバクでしたが、kunnyさんはそんなことは意に介す様子もなく作業を継続され、無事取り付けは終了、動作確認でもアイドリング・ストップは「しなく」なり、さらにタッチパネル操作によって「する」状態に戻すこともできるという、なかなかのすぐれものでした。

自分で作業や修理をされる方のことを「武闘派」などというけれど、これぞまさしく武闘的でありました。
その荒療治の甲斐あって、エンジンをかけたらすぐに走り出せるようになり、離陸前のパイロットのようなことをしなくて済むようになったのは大いに助かっています。

↑これら2件は、いずれも車いじりの味わいとか情緒の伴わない、パソコンいじりのようなものですが、現代の車はなにかしらこういうものが避けられない時代になりました。

▶▶▶あえてハロゲン維持
左右上部にLEDのデイタイムライトが白く光っているのに、ヘッドライトは旧式なハロゲンだから黄ばんだ光色がことさら目立って、たまたまHIDの換装キットをもっていたので、ducaさんに交換作業をお願いして快諾していただいていたのですが、しだいにこれはこれで温かな味わいかもしれない、、というような気がしはじめました。

ヘッドライトを今どきのクールな白にしたら、C3のおだやかなフロントの表情が損なわれ(といったら言いすぎかもしれないけれど)、このほうがランタンのような風情があるようにも思えてきたこともあり、当分このままにしておくことに。
ヘッドライトは白いほど良いというのも現代人の思い込みかもしれず、LPレコードやフィルムカメラが見直されているように、ハロゲンも悪くないと思えるようになりました。

もちろん車種にもよりけりですけどね。

彼女はご機嫌ななめ

昨年末からGSばかり構っていたら、Xm嬢が職場の駐車場に緑色の大きなシミをつくってしまいました。駐車位置からすると後輪の中央辺りで漏れているようです。ハイトコレクターのL字ホースが折れたのかもしれません。

いつもの秘密基地で車体後部にウマを掛けての作業です。

『エンジンをかけた状態で、車高レバーを最低位置に下げる(そのまま1分ほど待つ)』とサスペンション系の圧が抜けます。さらに安全に作業するためには、この状態でプレッシャーレギュレーターのリリースバルブを緩めることでしょう。それで、サスペンション系、メイン系両方の圧が完全に抜けます。(C-maniac Blogより抜粋)

車体後部に吊り下げてあるスペアタイヤとケースを外します。それから、エンド・マフラーとセンター・マフラーを外して、遮熱板を外すとリア・ハイトコレクターにアクセスできます。

な・な・なんと、ハイトコレクターのカバーが破れてLHMが大量に漏れているではありあせんか!取り外してオーバーホールが必須ですねー(涙)
ちなみに、リターンのL字ホースは大丈夫そうでした。

バラバラにして、ダイヤフラム、カバーを全て交換します。
あとは元通りに組めば出来上がりです。

と、これで終わろうかと思ったのですが、こっちも漏れていますよね、プレッシャーレギュレーターww

つづく

蓼食う虫-3

昨年末の押し詰まったころ、再びタイヤ探しとなりました。
205/55R16の外径は632mm、それに最も近いのは185/60R16の628mmであるようで併せてわかったことは、205/55R16の実幅は214mmということで、これでは215といったほうが良いくらいであるし、はるか大型のC5Xでさえ205であることを思えば、C3のボディサイズに対して大きすぎる印象は否めませんでした。

で、結局選んだのは、韓国のクムホ・エコウイングES31の185/60R16で、こちらの実幅は189mmとのこと。

履き替えた結果からいうと、気になっていたところはそれぞれマイルドになり、好転の結果を得たことは確かですが、では激変したか?というと、さすがにそこまでのものではないのですが、とはいえ些細な改善は結構大事なのでとりあえず意味はあったと思います。

具体的には乗り心地も一段ソフトになったし、それ以上に重要なことは路面状況にハンドルが取られるというあの忌まわしい症状の大部分が消えて、まずこの点ではホッとしました。

空気圧を高低試すのがクセになり、クムホでもいろいろやりましたが、やはり指定の2.3barがタイヤの姿勢が伸びるようで、かつ柔軟性も損なわないギリギリのところがあり、フンワリ感も自然に感じられることも判明。

微低速での段差の乗り越えとか、歩道の出入りなどで、とろりとした柔らかさがある反面、速度のある凹凸の衝撃吸収というかいなしは苦手で、ユサユサヒョコヒョコとなるのは、お値段相応を最も感じさせられるところ。

同クラス他車の平均的な乗り心地は知らないのでわからないけれど、C3のYouTube動画を見ていると「さすがはフランス車、乗り心地が柔らかい!」などと簡単に言われているのが首をひねってしまうところもあり、少なくともシトロエンという車名から期待されるようなものではない、、というのが正直なところです。

現代の車はおしなべて乗り心地はキツめで乗員への優しさが乏しく、それでも高級車になれば質感は上がり、高度な電子制御など、別の技術によっていかようにも味付けされるのかもしれないけれど、根底には同じ問題が横たわっているような気がして、そのあたりは旧い世代のクルマはよかったと思います(すべてとは言いませんが)。

たとえば昔のZXクラブのような、ハイドロでなくても思わず唸るようなふくよかな乗り心地の車があったし、ルノーやプジョーにも侮れない乗り味の車があって、下手をするとハイドロの優位性が脅かされるのでは?と思ったこともあるけれど、今や状況は一変、、、各社が巨大組織に統合され、チェーン店のように支給された共通の食材を使って、目先の作り分けするのがせいぜいだから、昔の車好きが胸を躍らすような車はもう出てこないのでしょうね、、


アジアンタイヤには、拒絶感をお持ちの方はまだまだおいでだろうと思います。
私もはじめはそうで、なんだかいかがわしいもののようなイメージだったのですが、履いてみると、従来品に遜色ない品質であり、それでいて考えられない低価格に衝撃を受けたものでした。
今どきはメジャーブランドでも生産拠点はアジアというのは少なくないし、アジアブランドでもアッと驚く近代的な大規模工場で生産されており、その生産設備の所在がどの国であるかは大した意味を成さなくなっており、その区分もしだいに曖昧になってきているのかも。

これはクルマ本体も同様で、そもそも現代のクルマはまず例外なくコストと最新技術と割り切りの産物なのだから、ほとんどすべてがそういう時代だの中にあることだと感じているこのごろです。


今回のCOOPERは走行わずか300km強だから、もちろん交換後は持ち帰りましたが、嫁ぎ先もなくガレージに重ねているだけなのでどなたかいらっしゃればお譲りします。
道路にサーッときれいな線を引いてゆくような、上質感のあるとても良いタイヤですよ。

C3の話のつもりが、だんだん脇道に逸れてきたようですが、とりあえず今回はこのへんで。