昨年末の押し詰まったころ、再びタイヤ探しとなりました。
205/55R16の外径は632mm、それに最も近いのは185/60R16の628mmであるようで併せてわかったことは、205/55R16の実幅は214mmということで、これでは215といったほうが良いくらいであるし、はるか大型のC5Xでさえ205であることを思えば、C3のボディサイズに対して大きすぎる印象は否めませんでした。

で、結局選んだのは、韓国のクムホ・エコウイングES31の185/60R16で、こちらの実幅は189mmとのこと。
履き替えた結果からいうと、気になっていたところはそれぞれマイルドになり、好転の結果を得たことは確かですが、では激変したか?というと、さすがにそこまでのものではないのですが、とはいえ些細な改善は結構大事なのでとりあえず意味はあったと思います。
具体的には乗り心地も一段ソフトになったし、それ以上に重要なことは路面状況にハンドルが取られるというあの忌まわしい症状の大部分が消えて、まずこの点ではホッとしました。

空気圧を高低試すのがクセになり、クムホでもいろいろやりましたが、やはり指定の2.3barがタイヤの姿勢が伸びるようで、かつ柔軟性も損なわないギリギリのところがあり、フンワリ感も自然に感じられることも判明。
微低速での段差の乗り越えとか、歩道の出入りなどで、とろりとした柔らかさがある反面、速度のある凹凸の衝撃吸収というかいなしは苦手で、ユサユサヒョコヒョコとなるのは、お値段相応を最も感じさせられるところ。
同クラス他車の平均的な乗り心地は知らないのでわからないけれど、C3のYouTube動画を見ていると「さすがはフランス車、乗り心地が柔らかい!」などと簡単に言われているのが首をひねってしまうところもあり、少なくともシトロエンという車名から期待されるようなものではない、、というのが正直なところです。

現代の車はおしなべて乗り心地はキツめで乗員への優しさが乏しく、それでも高級車になれば質感は上がり、高度な電子制御など、別の技術によっていかようにも味付けされるのかもしれないけれど、根底には同じ問題が横たわっているような気がして、そのあたりは旧い世代のクルマはよかったと思います(すべてとは言いませんが)。
たとえば昔のZXクラブのような、ハイドロでなくても思わず唸るようなふくよかな乗り心地の車があったし、ルノーやプジョーにも侮れない乗り味の車があって、下手をするとハイドロの優位性が脅かされるのでは?と思ったこともあるけれど、今や状況は一変、、、各社が巨大組織に統合され、チェーン店のように支給された共通の食材を使って、目先の作り分けするのがせいぜいだから、昔の車好きが胸を躍らすような車はもう出てこないのでしょうね、、
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アジアンタイヤには、拒絶感をお持ちの方はまだまだおいでだろうと思います。
私もはじめはそうで、なんだかいかがわしいもののようなイメージだったのですが、履いてみると、従来品に遜色ない品質であり、それでいて考えられない低価格に衝撃を受けたものでした。
今どきはメジャーブランドでも生産拠点はアジアというのは少なくないし、アジアブランドでもアッと驚く近代的な大規模工場で生産されており、その生産設備の所在がどの国であるかは大した意味を成さなくなっており、その区分もしだいに曖昧になってきているのかも。
これはクルマ本体も同様で、そもそも現代のクルマはまず例外なくコストと最新技術と割り切りの産物なのだから、ほとんどすべてがそういう時代だの中にあることだと感じているこのごろです。
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今回のCOOPERは走行わずか300km強だから、もちろん交換後は持ち帰りましたが、嫁ぎ先もなくガレージに重ねているだけなのでどなたかいらっしゃればお譲りします。
道路にサーッときれいな線を引いてゆくような、上質感のあるとても良いタイヤですよ。


C3の話のつもりが、だんだん脇道に逸れてきたようですが、とりあえず今回はこのへんで。





























