オリンピック

パリ五輪の開会式では、開始間もないシーンで聖火を手にしたジダンが街中を駆け抜けて行く中に、2CVや複数のDSが出てきて「オオ!」っとなりました。

万一に備えて録画していたので、あらためて見てみると1960年代のパリの風景を表現したのか、ほかにもルノー4やパナールまで出てきて、ほんのわずかのシーンをチェックするのに忙しいことといったらありません。

驚いたことには、その中になんと初代のダルマセリカやクジラクラウンが紛れ込んでおり、これには我が目を疑いました。
何か意図するところがあったのか、ただ単に古い車をエキストラとしてかき集めただけなのかわかりませんが、このシーン、当日の悪天候に比べるとお天気は快晴、どう考えても事前に収録されたものでしょうね。

実際はすでに曇天で、ほどなく無情にも雨粒が落ちはじめ、さらに時間が経つほどにそれは激しいものとなって、その中でダンスを始め必死にパフォーマンスに打ち込む大勢の人が気の毒なほど。
選手たちの乗る船もときに大きく上下に揺れるのがあったりで、きっとDSの乗り心地どころではなかったでしょう。

そんな激しい雨が打ちつける中、フランス人ピアニストのアレクサンドル・カントロフが、ずぶ濡れのピアノで自身もずぶ濡れになりながら弾いていたのは、皮肉にもラヴェル作曲の『水の戯れ』で、なんとも奇妙な光景でした。

一部の演出にはいろいろと批判もあるようですが、随所に散りばめられたそのセンスはやはりさすがでした。

壮烈な夕焼け

日曜19:30ごろのこと、とあるホームセンターから外に出ると、西から猛烈な光が射していて、これまで見たこともないような激しい日没でした。

他の人達も口々に「えー、何あれ?」といいながら、何人もが立ちすくんでしまい、きれいというよりなにか凶事の兆しのようで、あわてて写真を撮りました。
トリミング以外、もちろん一切加工はしていません。

シトロエンとは関係ないことですみません。

2024年

あけましておめでとうございます。
昨年はたいへんお世話になりました。

この目まぐるしい変化の時代、いつまでシトロエンをこれまでのように楽しめるのか想像もつきませんが、皆様のお知恵を借りながら、一日でも長くシトロエンライフを続けていきたいものですね。

CCQは本年4月をもって32周年を迎えます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

◆昨年末には巨匠がお亡くなりになるという衝撃が走りましたが、最近では巨匠のことをご存じないかとも多くおいでのことと思い、[CCQ小史]→[コラム]に[巨匠の思い出]として掲載しましたので、毎度の駄文でお恥ずかしい限りですが、よろしければぜひ御覧ください。
巨匠の人となりをわずかでもお伝えできれば幸いです。

◆CXオーナーのHさんによれば、今年はCXデビュー50週年とのこと。ああ、そうか!と思いさっそくCGの棚へ。

左は1974年10号、シトロエンのニューモデルとしてポール・フレールによる5ページに及ぶCXの紹介記事。右は翌1975年に日本上陸したCXが表紙となった8月号で奥にはDS。ちなみにこの号ではデビュー間もないポルシェ930ターボや、シトロエンのハイドロニューマティックサスペンションを採用したスーパーメルセデスの450SEL6.9の海外インプレッション、はたまた初代ゴルフの長期テスト開始など注目すべき記事が並んでおり、まだ免許もないのにやたらときめいていたあの頃が思い起こされました。

予期せぬオドロキ

Amazonプライムに『アルフォンス〜君の男〜』というパリが舞台のドラマがあります。
その内容をここに書くのは、ややシトロエンから逸脱するようで憚られるのですが、後で繋がるのでお許しください。

主人公のアルフォンスは既婚者で、うだつのあがらないセールスマン。
念願だった家を買い、長いローンを抱えた矢先に会社をクビになり、妻にも言えず路頭に迷いますが、めぼしい職歴も能力もない40代半ばの男には、思うような仕事もありません。

彼は、幼いころ母親が家を出て行ったため父親から育てられましたが、女たらしという以外なんの取り柄もない父親は「男娼」として生計を立て、それで息子を大学まで行かせたツワモノで、その顧客はもう若くはないセレブの女性達。

破天荒な生き方をしてきた父親は、苦境に立つ息子を自分の「仕事」へ引き入れ、身なりから姿勢、声の出し方、詩の暗誦まで指導して自分の顧客の元へ送り込みます。
はじめはしぶしぶだったものの、やがて親譲りの才能が花開き、気がつけば顧客から顧客へと忙しく飛び回るようになり、すっかり魅力的な男になっていくのが笑えます。

その顧客の一人が政府高官の女性で、シトロエンは政官御用達という一面もあるのかC5Xが登場!
ついには、アルフォンスがC5Xを運転してパリ市内を走り、急げと云われて飛ばしたら警察に捕まるシーンがあったりと、ドラマ自体も面白いのですが、こんなオマケがつくとは思いもしませんでした。

もうひとつ、『アナザー』という2016年のフランス映画で、こちらは難解で見通すだけで疲れましたが、ワル社長の車がなんとSMでびっくりしました。さりげなくルノー16やBMWの02が出てくるあたり、時代設定が1970年代のようでした。

SMの登場シーンは短く、全編を通じて出てくるのは古いアメ車のサンダーバードなのですが、その素晴らしいコンディションとうっとりするようなボディカラーの美しさだけでも見た甲斐がありました。

追記;ちょっと調べていたら、このドラマに出てくるアルフォンスの奥さん役はシャルロット・ゲンズブールで、彼女はその名のとおりセルジュ・ゲンズブール(20世紀後半にパリで活躍したアーティスト、とりわけスキャンダラスな歌で話題となった「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」の作者)の娘さんで、その母親はあのジェーン・バーキンでした。どうりで面立ちにどこかで見たような気がしたのですが、大いに納得でした。現在ジェーン・バーキンの名は歌手や女優としてというより、あの有名ブランドのハンドバッグの由来としてのほうが知られているのかもしれませんね。
ちなみにセルジュ・ゲンズブールは現在のウクライナ出身、ジェーン・バーキンはイギリス、もっと見渡せば画家のシャガールはロシア、作曲家のショパンはポーランド、さらには日本の藤田嗣治など、いずれも他国からパリに移り住んで根を張り世界的存在へと登りつめた大物で、こういう人達は数知れません。パリという街にはそんな特別な土壌や力があることを思うと、ここで生まれたシトロエンが大衆車にもかかわらず他車とは一線を画していることも、当然のような気もします。

慣れない雪

今年の寒波はいつもとはいささか違っているようで、厳しい寒さが続いています。
普段なら雪とはほとんど縁のない福岡でも、24日は夕方から一時は強い風雪が吹き荒れました。

写真はたまたま外出していて、帰宅中の信号停車中に撮ったものですが、福岡市内でこれほど道が白くなるのはそうはありません。

雪の量はさほどでもありませんでしたが、これまでなら降ったらすぐにベチャベチャになるのに、今回は気温が氷点下だったせいかサラサラで溶けないので、道はみるみる白くなるという珍しい光景でした。

道路の白線も見えないし、北国のように雪に慣れていないのでみんなビビっているようで、おそるおそる30〜40km/hで走っていましたが、なんとか無事に帰り着きました。

オールシーズンタイヤも一考の余地ありと思わせる経験でした。

自己紹介

初めまして。埼玉のTAMAさんより紹介を受け入会しましたマンザキ マンタロウと申します。

年齢は23歳、社会人6年目です。

19歳の時に免許を嫌ながらに取得したものの車に興味が無く、むしろ車なんていらないと思っていました。

ですが職場の先輩が「せっかく免許取ったんだから自分の好きな車に乗りなよ。自分の車で遠出しておいしいご飯食べに行ったりとかしたら最高よ」と言われたので車を探してみることに。

車の知識も無いのでとりあえずYouTube等で車の動画とかを見るものの、いまいちピンときません。

ですがある一つの動画によって変わります。それはテレビ神奈川で放送されている「クルマで行こう」でした。 

岡崎五郎さんのイチオシのクルマを選ぶという企画で2台紹介された内の1台がシトロエンC3でした。(もう一つはA110)

動画を進めていくと岡崎さん自身がC3を買って乗っていると言ってました。

「自動車評論家の方がおススメするクルマってどんなものなんだろう」との思いでシトロエンのディーラーへ行ってみました。この時はどこの国のメーカーですら分からない状態でした。

ディーラーに行くとC3が置いてあり可愛くて一目惚れしました。他にC3エアクロス、C4スペースツアラー、C5エアクロスがあったものの全く見向きもしませんでした。

C3を指差してコレを下さいと言ったもののせめて試乗してお決めになって下さいとのことで試乗し購入となりました。

座席も柔らかく乗り心地もいい。試乗した時の記憶は今でも鮮明に残っています。

シトロエン C3 Saint James
2019年9月に納車されました。この年はシトロエン100周年で節目の年に購入でして嬉しかったです。

新車で購入して約3年、11万3千キロとなりましたがこれからどうなっていくのかが楽しみです。

2021年1月には友人からシトロエンC6を購入しました。

V6のガソリンで色はガナッシュ、ラウンジパッケージです。

今はこの2台体制でカーライフを送っています。まだシトロエンについてはよく分からないことだらけですがどうぞ宜しくお願い致します。 

ミスマッチ

TVの衝撃映像番組を見ていると、ん?…どこかで見たことあるような車が。

南米チリの高速道路の本線へ向かうランプウェイ上で、前方の車がとつぜん停車して進路を塞いだと思ったら、サッと左右のドアが開いて数人の男たちが銃を持ってこちらにずんずん迫ってきます。

するとカメラ搭載の車は、すかさず車を猛然と加速させ、そのまま前方の強盗団の車に激突。

その衝撃で前車のガラスは四方に飛び散り、さらにぐんぐん押し出して最後は押される側の車はバランスを失い横向きに転がされ、めでたく強盗団を振り切って本線に逃げ出るという一部始終でした。

激しい衝突の勢いでガラスなどが飛び散ります。
車高の違いからいって こちらは遥かに大きな車だったんでしょうね。

その強盗団の車は?というと、なんとC5エアクロスで、押されるうちにだんだん横を向いてきてややサイドが映ると、あの特徴的なメッキモールの窓枠がハッキリ映ります!

南米チリでも走っているんだ!というのと、そんな危ない連中が乗っているというのにびっくりしました。

あきらかにC5エアクロス! 屋根が見えるほどだからトラックだったのかも。

べつにシトロエンが平和の象徴とはいわないまでも、こういう脅しの場には明らかに迫力不足で、かえってオバカな感じがしました。
そこがカワイイところなんですけどね。

うーむ…

シトロエン/DS販売会社からと思われる広告メールがどきどき届きます。
そこに「シトロエンオーナーインタビュー」というのがあって、今回はXMに惚れ込んで乗っておられる方が紹介されていました。

とくに色が素敵で、日本に輸入されなかった淡いブラウン系に拘って塗り替えられており、一段とエレガントな雰囲気のきれいなXMでした。今日びは性別に言及していいのかどうかわかりませんが女性の方で、街で走行するXMの姿を偶然見かけて、一目惚れだったとか。

「エンジンをかけたときに、ゆっくり車高が上がって、猫がけだるく起きてきたみたいな感じ…」フムフム。
ここまではいいけれど、そのあとに誤認があり、そこが見過ごされたままになっているのは、かえすがえすも残念でした。
「坂道だと私を平らにしてくれようと後ろだけ上がってきたりするんです。」と文字でも動画でもXMの特徴として語られており、私はステキなものに、ささいな揚げ足取りをする無粋な趣味はありませんが、ここのところはハイドロの基本として非常に大事なことだと思うのです。

いまさらですが、ハイドロは車重にかかわりなく車高(姿勢)を変化させないようハイトコントロールが機能しますが、それはあくまで路面に対して一定の高さを保持するということであり、坂道でボデイを水平にするということではありませんよね。

当然そのような動きがあるはずもなく、つまり坂の途中に建つ家のような姿勢を取ることはないわけです。これが個人のブログとかであればむろんスルーしますが、PSAグループの絡む公式な発行物として、この記述はいかがなものかと思うわけです。

ネットからXMの絵を拝借して図を作ってみました。言葉通りに解釈すれば、こういう事になりそうですが、それはあり得ませんよね。

背景に悩む

ホームページが再開され早速投稿をと思い、C6の最近の写真はどうだったかと携帯の画面をスクロールするも給油時の写真ばかりでいまいちです。ちょっと早起きして有名な建築物まで撮影に行ってきました。

アートプラザ 正面

アートプラザ(磯崎新)。正方形の梁?と正面のスロープが特徴的です。右側側面は正方形がたくさん並んでいます。

アートプラザ 右側面

せっかくのデザインなのに看板、標識と電柱・電線が邪魔をします。

C6

C6は順調に距離計の数字を増やし133226km。元気に走ってます。最近の黄砂混じりの雨にうんざりです。もうすぐ梅雨ですね。

近くでシルバーのC6を見たとの情報がありました。すれ違う日を楽しみにしているこの頃です。

ヘッダー写真

ヘッダーの写真のことをzewsさんが触れておられたので、ちょっとその話題。

▲関東エリア二回目のお茶会の折に撮られたものをzewsさんが送ってくださったのですが、程度の良さがにじみ出ていて使わせていただきました。スナップ写真はクルマ自体はよく撮れても、背景によけいなものが写り込むことが多々ありますが、その点でも実にきれいな写真でした。
▲さらにTAMAさんのC5と▲Sさんの端正な1型C5のサイドビュー。

HPが壊れる少し前に追加していたものは継続して使っています。
▲C6の特徴的なラインと、それに連なる特異な形状のテールランプは空前絶後のデザインといえるもの。
▲同じくダッシュボードはAさんへの引き渡しの前夜に撮ったもの。
▲ducaさんのC5。デザインの秀逸さもさることながら、それをいやでも引き立たせる魅力的なボディカラー。
▲海辺の荒涼としたクレーン等を背景にしたC5エアクロス。
▲KunnyさんのかわいいC4カクタスは、角度によってユルキャラのようだったり、どうかすると剣士の鋭い眼光のようだったり、表情をコロコロ変えますね。

また、新しい試みで▲C6用のスフィア1台分(中央)ですが、左が純正、右がユーロレパーで色合いの違いなど。
▲いささか汚らしい荷物の山は、C6のブッシュ類をほとんど全てに近いぐらい取り寄せた時のもので、こんなにあったのかと改めて驚きました。パーツ探しのゴッドハンド、Sさんの手腕で本来なら単体では出ないパーツを、片っ端から網ですくうようにこまかく拾い上げていただき、KunnyさんのC6と2台分、望外の安値で購入できました。

〜以上10枚がランダムに表示されます。

▲バックナンバーは、過去のものとしてモノクロにしてみました。