このところ、CCQ内の一部の方の間では「乗り心地研究」が進行中です。
雨天前後や洗車後の不思議な調子の良さ、リフトアップ後に乗り心地がよくなる…といったことは、誰しも大なり小なり経験されたことがあると思います。
有志の皆さんは、その好ましい状態を除電シート、シルキーユニットなどを用いて、人為的かつ継続的に作り出そうという試みだろうと思います(まちがっていたらすみません)。
個人的には、VW-Golfの+除電シートの場合は、エンジンレスポンスなどが明らかに好転したものの乗り心地には効果が不明、いっぽうC5エアクロスの場合はあまり変化は看取できませんでした。
ところが、C5-ACのオイル交換のためオイルショップに赴いたときのこと。作業中30〜40分ほどリフトアップしていたのですが、作業が終わり店を出た瞬間。
そのときの乗り心地ときたら、路面の凹凸をすべてまろやかに飲み込むトロントロン状態で、思わず「なんだ、これは!?!」と思うほどの変化が起きていました。
これは「そんな気がする」といった思い込みのレベルではなく、この瞬間はハイドロに並んだ…とさえ思うほどでした。
あまりの嬉しさに、ひとりこれに酔いしれながらニタニタしながら帰っていましたが、時間が経つにつれこの効果はしだいに薄れ、わずか10分を経過したころにはあっけなく元に戻ってしまうという「うたかたの夢」に終わりました。
しかし、はじめの5分間ぐらいは、まさに極上極楽の乗り心地で忘れ難く、このときほどリフトアップによる効果を確信したことはありません。
このことをお茶会の時にducaさんに報告したら、あり得ることだという風に深く納得され「それぞれの車は、条件さえ揃えば、本来はそれだけの潜在力をもっているということですよ」と言われます。
この変化を再現すべく、一つの実験をしてほしいと頼まれました。
車のドアキャッチと、ガレージの水道の金属部分をコードで結んで、一晩置いてから乗ってみてほしいということになり、ようやく使わないコードが見つかったので、さっそくその実験をしてみることになりました。
さて結果はいかに、またご報告します。
いい忘れていましたが、リフトアップや除電の効果は、ハイドロ/非ハイドロは一切無区別はなく、すべての車に該当することです。
ハイドロでもなぜかフンワリ軽やかでゴキゲンな時と、やたらとドシンバタンで好ましくない時がありますが、あれはハイドロ特有の謎の問題かと思っていたらそうではなく、サスペンション全般に共通する現象のようです。ハイドロのほうが顕著にわかりやすいということはあるかもしれませんが。