それから-2

ducaさんの多大なお力添えをいただき、数日間/十数時間を費やし、2CVのマフラー交換を完遂することができました。

2CVのエキゾースト系はフロントからリアにかけて4つに分かれていますが、最も腐食が進んでいるのは3番めのサイレンサー部分でした。
巨匠の手にある頃も何度か交換されたようですが、なにしろ38年という時を経ており、鉄製ゆえ錆もかなりあり、この際全部交換したほうが良いだろうとの判断に至りました。

単純な構造の2CVとはいえ、マフラー交換は初級編とは言い難く、いざ着手してみると次から次へと困難が押し寄せ、そのつど立ち止まりながらの粘り強い作業でした。

エンジンルーム内でマフラーを接合させる際の作業空間はきわめて限られており、さらにducaさんにとっては初見のクルマでもあることから、作業は探り探りのところも少なくありませんでした。

くわえて、私はしょせん持ったり押さえたりと補助的なことが中心になるので、ducaさんが主導的かつ果敢に作業をされたことはいうまでもありません。

この場を借りて、篤く御礼申し上げます。
以下、その様子をアップします。

大きな荷姿にしては、重さはさほどでもなく届きました。
中を開けたところ。もう少しきれいに整えたらよかったけれど、いざとなるとあたふたして写真をゆっくり撮る余裕もありませんでした。
持参された、ducaさんのツールボックスはさすがというべき充実ぶり。
とりあえず地面に落とされたフロントマフラー。
新旧のフロントマフラーを比べる。思ったより劣化は少なかったものの、その後ろはやはり交換して正解でした。
数日を経て、ついにマフラーが空中に釣り上げられたときは感動的でした。
リアまわり。
クランプの取り付けなどは、排気漏れなどの心配も少なくないため、かなりデリケートで難易度が高く、ついにはサイドのパネルを外すことに。
身をよじってひたすら作業に没頭されるducaさん。腰などを痛められないかヒヤヒヤでした。
薄汚れたエンジンルーム内に、にぶく光る新品マフラー。
おまけ。いささかウケ狙いの過ぎたダっサい写真ですが、2CVのトランクに写るducaさんのC5。


〜以上、クルマに対するducaさんの一途な情熱と、自分で作業をするという醍醐味の一端を感じることのできた貴重な体験でした。
試乗記などはまたあらためて。

それから-2」への2件のフィードバック

  1. 日を重ねる毎に春らしくなりました。さて2cv路上復帰に向けて動き出しましたね。また心強いメカニックの参戦もあり、大変そうなのですが楽しそうです。やはり好きな趣味に関しては無条件で協力くださるのは嬉しいものです。
    僕も近所なら毎回見学に行きたい所ですよ。
    少しづつ手直しされて走れる様になるのを期待しています。
    くれぐれも腰痛にはご注意を。

  2. 望外のご協力をいただいて、ありがたいことでした。
    はじめはマフラー交換なんて発想にもないことでしたが、全工程を目の当たりにして、ただもう感心するばかりです。
    こんなDIY遊びができるのも、2CVだからこそというところもありますね。
    お近くだったら寄っていただけたのに残念です。

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