C6が積載車に載った日

積載車にお世話になった話を少し。

C6を2020年暮れに引継ぎ3年弱、15,000km程の距離を過ぎ、意外と丈夫だなと思ったころ、怪しげな挙動が出てきました。

2023年5月 ラジオが瞬間的に切れる。同8月 乗るたびに時計がリセットされる。そして、9月に20km程移動後にイグニッションキーをOFFにすると全電源が切れ、ドアを開けるときに窓が少し下がる動作もしないことがおきた。なんとかドアを開けたが、今度はドアロックが出来ない。エンジンも再始動できずこの時点で積載車と思ったが、1時間ほどで電源がもとに戻ってました。

流石にこのままでは出先で不動が見えてきたので、積載車で入庫となりました。

140,208km,2023年9月9日。

このときはネットでも記事がでているBSMを交換すれば治るだろうと思って、中古品を海外より購入していただきました。2023年10月9日

電源が切れるなどの症状が出なくなったことを確認しているときに、エンジンがアイドリングはしますがアクセルに反応しない症状がでてきました。ここから対応に手間取りました。

年が開けて皆様に力をお借りし、不良箇所はECUらしいとのことから、不良品の修理と並行して中古品の入手をすることにしました。まず、不良品は基板修理業者に見てもらったところ手遅れとの連絡。ECU基板に実装されている電解コンデンサの液漏れでダメージが大きく、パターンも切れている。心が折れそうになる。

中古品のECUを使うときはセキュリティの関係でECU、BSI、キー(送信、受信部?)の3点セットが必要となります。これまた皆様のお力でショップより購入することが出来ました。

久しぶりにアクセルに反応が戻りました。2024年4月11日

その後、ライト点灯時にライト点灯のインジケータが点滅するなどがありメカニックと相談していましたが、走行に支障がないので一旦退院となりました。

2024年5月25日 距離計は163,814kmになってました。

久しぶりに乗ったC6のアスファルトの凸凹を覆い包む揺れ方に感動しました。

C6が積載車に載った日」への8件のフィードバック

  1. ご無沙汰しております。
    とりもなおさず、路上復帰おめでとうございます。
    お話を聞いてから同じC6を乗っている事から他人事とは思えず
    こちらでも色々と情報を集めておりましたが、本当に良かったですね。
    めげずに辛抱した甲斐がありました。
    また同じ時期に僕も新潟でC6が不動になった際に、メンバーの方々の迅速な
    手助けをいただきシトロエン新潟での大きな修理のあと復帰することができました。今回Aihara様の復活に際して、僕もお世話になった上記チーフメカニックのT様が関わったとの話を聞き、縁を感じます。
    余談ですがとても信頼とポテンシャルの高い方で今後大きな整備はお願いしようと思慮しています。
    お互い希少なクルマです、大事にしてやってください。
    長文、失礼しました。

  2. zewsさん。こんばんは。
    C6の情報少なくて本当にどうなるか先が見えず困りました。情報もありませんが部品も無ない。この先不安ばかりですが、大事にします。
    今回はDiagBoxを使えるようにするなど、少しは自分でできるようなってきました。本当はシトロエンに強いメカニックが近くにいて欲しいのですが難しいですね。悩ましいです。

  3. 一時はどうなるかと、祈るような気持ちでしたが、あれこれのやり方が効奏して、ついに退院の運びとなったのはなにおおいても嬉しいことでした。
    今回aiharaさんが遭遇されトラブルは、現代の車はだれにでも起こり得ることだそうで、明日は我が身か…という気持ちで注視されていた方も多かったはずです。
    昔から「電気系は目に見えないからやっかいだ」と言われていましたが、今はそれがコンピュータとなり、桁違いに手に負えないものになっているようですね。

    長いトンネルを抜けだされ、おめでとうございます!!!

    • 電気仕掛けだけならまだ対応しがいがあるのですが、それぞれのユニットにマイコンがついているのとセキュリティが絡むと難しいです。今回はクラブの皆様のおかげで復帰することが出来ました。もう少し動作の確認ができましたらお茶会にいきますね。

  4. こんにちは
    新潟柏崎のcongです。zewsさんからメールで相談を受けたC6エンジン始動不能の件、お力になれず、無力感を感じています。シトロエン新潟のTチーフメカは本当に適格な診断をされる方なのですが、OBD診断機ではECU自身のエラーは診断できないそうなので、表示された補器類のエラーを点検し、当該部品を交換しても治らない場合はECU、BSI、BSMのどれかの故障と検討をつけると聞きました。当地、新潟にはオービットというこれまた凄腕のイタ・フラ専門のお店があって、ECU系の修理にもめっぽう強く、ECUクローン作製やSCRシステムのデリートなどのコーディングも得意です。社長のSさんの信者はたくさんおります。また、イタ・フラ中古パーツ専門店のゼロクラブもありますので、一度は新潟に来てみる価値はあるかもしれません。シトロエン新潟のチーフメカのTさんは本当に凄腕なのですが、そんなTさんでも国産車から新たにオーナーになったベルランゴオーナーからの苦情が絶えないと嘆かれていました。国産車では考えられない壊れ方にオーナーの怒りが炸裂するそうです。それはTさんの責任では全くないのですが、怒りの矛先がディーラーに向かうのでしょう。私はC5X3ワゴンに乗っていたときになぜかパーキングソナーセンサーが故障し、このトラブル解決にTさんが4か月くらいかけて修理してくださいました。最後は同型車のオーナーの車を借りて、実験までして治してくださいました。結論から言うと、ソナーセンサーのコントロールユニットの12ピンコネクターの接触不良だったのですが、そこまでして修理してくださった熱意に感服した覚えがあります。これに感謝するか、なぜ壊れたと怒るかは、オーナーの性格の部分でしょうが、国産車経験が長いオーナーは大体後者の反応を示されるようです。

    • congさん、お世話になります。
      当地ではシトロエンの適切な故障診断をするのはなかなか難しいです。部品が出れば決着は早いと思いますがC6も車齢18年となると中古部品だよりでより解決が難しいですね。今回はゼロクラブさんにお世話になりました。
      故障してもC6の魅力が勝り、直してあげようと思います。

  5. 一言御礼だけ申し上げたく再度一筆したためました。
    結果的にaihara様の故障は、私を含めC6のオーナーにとっては貴重な出来事だったと思います。ひょっとして以前には同じ症例で路上復帰が叶わず、C6を手放された方もいたのではないでしょうか?ひとえにaihara様の苦労があって。今後の我々の維持にも明るい希望が持てた訳です。そして思うのはcong様はじめ、もはや商売抜きとしか思えないようなTメカニック様の情熱。
    CCQというシトロエンを介したコネクションがあったからこそ今の愉しい時間を満喫できています。
    改めて今後も懲りずにお付き合いくださいませ。
    ※関東支部には20万キロ走破のメンバーもおり、僕も目下お尻を追いかけております。

    • zewsさん、シトロエンだけではありませんが車の調子は仲間と後はメカニックにかかってますね。
      ECUなどの基板に電解コンデンサが多用されそれが液漏れするため、他のコントローラも心配なところです。様子見ながら付き合っていこうと思います。
      引き続きよろしくお願いします。

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