C3に乗り始めて5ヶ月が過ぎましたが、感じたことなど思いつくまま。

[シトロエンらしさはあるか?]ハイドロにくらべるのは「めっそうもない」から、普通のコンパクトカーとしての印象でいうと、まずは価格相応というか「こんなものだろう」というところですが、強いてシトロエンらしさをいうとすれば…サラサラした「滑走感」がまず思いつくところで、仔馬のようにボディが揺すられて閉口することもあるけれど、そうかと思えば風に乗るような走行感覚に包まれることもあり、そういうときはつい欠点も水に流してやろう!というおおらかな気分になります。
エンジンは「ガ〜」という感じで美声ではないけれど、3気筒ということもあるのか、小気味よいビート感を伴いながら走るゴキゲンな感覚がこのクルマの中心にあり、必ずしもモーターのように回るばかりが最高ではないなぁ、、などと思ったり。
また、以前も書いて重複するかもしれませんが、低速域とか車庫の出し入れなどでは、かすかに水に浮いているような感覚があり、ハイドロが池に浮かぶボートなら、C3はせいぜい湯船に浮かべるアヒルのおもちゃぐらいですが、、路面のよい所(ザラザラしていない)ではサスペンションがほんの少しフワッとした動きをみせ、道路から駐車場への段差などを踏み越えるときも、意外に当たりが柔らかいのも嬉しかったりします。
ハンドルは常に軽くなめらかなのもC3の気持ちの良い所で、ツッコミどころもあるけれど良いところもあるとは思います。
[パワー]時代を感じるのは、こんな小型モデルでもパワーには余裕があり、アクセルを踏めば普通にガッと加速するあたり、アンダーパワーなことを「フランス車の味」だとかなんだとか抗弁していたものですが、やはり故障はしないほうがいいし、パワーもそれなりにあったほうがいい、、と私は思います。
2000年ごろまでのシトロエン基準でいうと、GTiとかスポールとか名乗ってもおかしくないぐらいで、世界的に車の加速性能は飛躍的に向上しており、さらに今は電力が加勢するに及んで、さらに強力かつスムーズなものになっているんだろうと思います。
ずいぶん前、、クルマの雑誌に「小さいことは、それ自体が性能である」とありましたが、まさに小さいゆえの身軽さ、気楽さ、使いやすさがあり、どんなところにも身構ず入っていけて駐車もかんたん!というのは、日常においてはかなりの強みであることは間違いありません。ただ、私は180cm近いこともあって乗り降りの際はいまだにAピラーに頭をぶつけそうになるし、シートも小ぶりで、全体にやや窮屈なことは否めませんが、海外でははるか大柄な人たちが手足を折り曲げるようにして小型車をカッ飛ばしているのだから、これも一興と思っています。
蛇足ながら、昔から感じていたことですが、自分の体格や用途にいかにも適したジャストサイズの車は、確かに良いことずくめではある反面、どこかハマりすぎてつまらないところがあり、過去を思い起こしてみても、ほどほどに大きいか小さいか、、のいずれかであるほうが(私は)なぜか愉快に付き合えた気がします。
ゴルフにはドイツの優等生の良さがあるけれど喜怒哀楽はないし、さらにそこにはサイズ故のつまらなさがあったかもしれませんが、じゃあC4などでも同じように感じるかどうか、、それはなんともわかりませんね。
[良いこと?]ちなみに、C3は各パネル間の隙間(チリ)がかなり狭くて均一で、工業製品としてはまずキレイな仕上がりです。

昔はこれがやけに広い上、各所でバラバラだったことを思うと驚きの進化であるし、塗装もまんべんなく危なげなくきれいで、他国他車と比べても遜色ないレベル、フランス車をここまで進化させたのはひとえに時代の力でしょうね。
時代といえば、今どきのクルマは暖気など必要ないとされ、実際そうなんだろうと思いますが、このC3は走り始めからしばらくは全体に眠たげで硬い感じが続き、いうなれば不機嫌、ほぐれるまでにはそれなりの時間を要します。5分や10分ではまるでダメで、忘れたころようやく全身に血が巡り出すように本調子になるあたりは低血圧風です。
で、完全に目が覚めた状態が到来すれば意外に楽しい面を見せてくるから「ちょっと遠回りをして帰ろうか、、」という気にさせてくれるあたり、そこはやっぱりシトロエンらしいというか、根本はやはりのんびりしている気がします。
このC3を受け取った日の佐賀からの帰り道、ゴルフとの違いに失敗だったのでは?と悲嘆し、絶望的な渋滞もあいまって疲労困憊の極みに達しながら帰り着き、そのままベッドに倒れ込んだことは書きましたが、その後は印象もかなり盛り返してきており、「ドイツ的優等生の世界じゃこの味はないよねぇ〜」などと思っているあたり、まさに「蓼食う虫」なのです。

黄ばんで冴えないナンバー灯は、哀愁はあれど、もう少しキリッとさせたくてLEDにしました。国内では結構なお値段ですが、AliExpressではなんと2個セットで衝撃の800円台であるからオー!と感激してこれに。付け替えると芸能人の歯のように真っ白になって、いささか気恥ずかしくもありますが、そのまま使っています。
交換後、メーター上にヘンな警告灯がついたり数日少しおかしかったのが、しばらくするとそれもなくなり、どんな小さな異変もコンピューターが逃さず見張っているらしいです。
↓どこかウルトラマンのようで愛嬌があります。

すっかり春らしくなりました、桜の花もひとしきり散って深緑が心地よい今日この頃です。
さて、和名では若草色とでも申しましょうか?
いつ見ても目に優しい和む色ですね。
僕は緑系の色がとでも好きなので、このc3のカラーが好きです。
過日最寄のディーラーで新型のc3の試乗をして来ました。シートがとでも座り心地か良かったのですが、足回りが非常に宜しく無い。。軽自動車のようなガタガタと突き上げる感がありました。
新車なので足回りはまだ硬いですとの説明もありましたが、長時間の運転には疲労を覚えるのでは?と感じました。シートが出来が良い分勿体ない。
価格設定を思い切って低めに設定されており、拡販を想定した戦略ではと思いますが、その辺りのコストダウンでは無いかと思ったものです。
翻って若草色のc3は思いの外、乗り心地に愉しさを覚えれるとのお話。
以前に車検の際に代車で借りた旧いc3も中々に乗り心地が良かったです、多走行にも関わらず。
フラッグシップはさておき、この辺りにも多国籍メーカーとなった弊害を感じてしまいます。