パーツの選び方

6月も残り数日というある日、C3で買い物に行くため走り出したところ、ん?なにかヘン!、、と思ったら、エアコンの風がまったく出ていませんでした。
赤信号で、あれこれやってみるものの、吹き出し口はしんと押し黙ったようで、止まっているものはどうやったって止まっており、このままではとても耐えられないから、ひとまず自宅に引き返すことに。

ガレージに戻り、エンジンを再始動したり、エアコンスイッチを切ったり入れたり、風量を最大最小に変えてみたり、いろいろやりましたが全部ダメ。ducaさんに電話してみたものの、すぐに打つ手は無いらしい気配で、「では、バッテリーのターミナルを外してみましょうか?ほとんど変化はないとは思いますが、、」といわれて、それを実行する事に。
ちなみにバッテリーターミナルを外す際の注意点は、エンジン停止から5分以上おくことなど、注意点がいくつもありました。

しかし、結果はまったく変わらず、頑として風は出てきません。液晶パネルの操作はできるし、音と振動からコンプレッサーがON/OFF作動していることもわかり、シンプルに風が出ていないという事のようです。
AIに状況を伝えてみると、ブロワーモーターの故障だろうという見解が有力で、あとはヒューズ切れなどの可能性もあるとのことですが、まず主犯はブロワーモーターだろうと思われました。

で、さっそくネットで部品検索してみると、あることはあるし、エアコン無しは人一倍ガマンできないから一日でもはやく欲しく(このとき少しパニクってもいて)勢いでポチッとやりそうになりましたが、、、MAYLEやNRFの新品、純正の中古などがあり、どれにしたものか迷ってしまい、せめて夜まで考えるべきと自分に言い聞かせました。
こういうときはSさんに聞くのが一番と思うけれど、連絡が来たのは夕方になってからでした。

これと並行して、主治医さんにも連絡を取った結果、退社時に寄っていただくことになり、その間も数回ガレージに行ってはエンジンを回してみたりしたけれど、まったく変化はなく、いよいよ故障は確定といったところでした。
その後、19時過ぎに主治医さんが到着されて、とりあえずちょっと見てみましょうというわけで、この方が運転席に座ってエンジンを始動、私は助手席に回って乗り込んだところ、なんたることか冷風がサーッと出てきて、エエエ!となりました。

まだ何ひとつやったわけでもなく、ただエンジンを掛けただけで、これぞ主治医の神通力!、、かどうか、ともかく風は復旧し、それから数日経過しましたが、今のところ何事もなかったかのように動き続けています。
10日近く雨が降り続いたあとでもあり、梅雨独特の高湿度が電気的になんらかの不具合を発生させたのか、、わかりませんが、ブロワーモーター自体も問題を抱えているのかもしれないから、これで解決とは考えずに、Sさんのご協力を得て海外へ部品発注していただくことになりました。


ここからが本題ですが、
Sさんの部品検索の実力はというと、そこらのプロでもなかなか及ばないほど正確を期していて、適合や部品番号の一致はもちろん、オーガニゼーションナンバーだなんだと、あらゆる角度から裏を取り、その上で比較検討、送料を含む最良最安であろう結論を探し出されます。

最安というのは、Sさんの場合ただ安いものを探すのではなく、メーカーの評価を調べられ、店舗の信頼性まで考慮に入れた総合的な判断であり、その上でこのあたりならというものを提案していただけるのは毎回驚かされます。
こちらとしては有り難いやら申し訳ないやらですが、およそ自分でできることではないから、どうしても頼りにしてしまいます。

ちなみに、今回発注したのはKAMOKAというブランドで、二転三転してこれに決したものですが、ポーランドのメーカーとのこと。
Sさんの部品選びで感服するところは、有名ブランドと言っても過度な信頼はしない、かといって安さだけを求めて「安物買いの銭失い」にもならぬよう、双方程よいところを狙って、ご自身の経験もふまえて慎重に吟味されるところです。

C3のブロワーモーターといっても、いくつものメーカーがあるようで、中にはロロという可愛い名前のメーカーがあったり、ミート&ドリアという、およそ車の部品とは思えぬ美味しそうな名前であったり、実にさまざまです。
最近はメーカー選びで迷うとき、AIも活用されているようで、私も見せてもらいましたが入力したメーカー品からAIのオススメ度などを表示、寸評まで添えられており、すごい時代になったものです。

Sさんは、純正にこだわってむやみに信頼することは、少なくともフランス車においてはほとんど意味をなさないという考えで、その豊富な経験によれば純正より品質や耐久性に優れる製品は珍しくない由、裏を返せば純正の品質があまりアテにならないということのようです。
よって、純正をあまり信頼せず、ブランドの有名度にも頼らず、それでいてむやみな最安志向でもなく、費用対効果の最も妥当なところを狙うのがSさんの部品購入の絶妙ポイントで、ご自身でも様々なメーカーのパーツを使っての失敗と成功、純正を含むパーツの真実が経験値として積み上がっており、その肩に力の入らない、柔軟な判断は恐れ入るばかりです。

さらには送料についてのチェックをかなり入念にされるから、モノは良くても、「送料が高すぎるからこの店はやめた」ということが度々あり、また、場合によっては国内で注文したほうが良策であるなど、適宜、変幻自在かつ合理的な判断を示されます。

さて、このブロワーモーター、純正品(VALEO)を普通に買えばだいたい10万円ぐらいするらしく、中古品は有名な解体ショップで走行10万キロ近い車体から外したものが2つありましたが、価格はどちらも26,000円強(送料別)で、そんなに走った車から外してこの値段で売るのか!とも思いますが、新品の1/4と思えば買う人もいるのかもしれません。

国内のネットショップにあったマイレ製は22,000円(送料無料)ほどで、純正とは比較にならないほど安いのですが、今回注文してもらったKAMOKAはなんと7,000円ちょっと(新品・送料込み!)という信じられないものでした。
場合によっては関税が掛かる可能性があるなど、そのあたりもすべて細かく手許の情報をクリアに伝えていただけるから、そこまでされなくてもと思うほど。
Sさんの部品に関してはまだまだあるのですが、長くなるのでこれくらいにします。

その後、C3のエアコンはごく普通に動いており、再発の不安はあるけれど、そのうち部品も届くだろうと思うといくらか安心です。

パーツの選び方」への2件のフィードバック

  1. KAMOKA ですか?
    田辺聖子の旦那が聖子のエッセイでは「カモカのおっちゃん」でしたね!すぐに連想しましたが、関係ない話ですみません。
    C3、どこか電気的な接触が悪いだけなら良いですね。

  2. むかし田辺聖子夫妻を主役にした朝ドラでやっていましたね。
    エアコンは普通に動いているので、たまたまだったのかもしれません。
    C3エアクロスも同じだと思いますが、エアコンが思ったより強力で気持ちいいですね。
    といっても、本格的な夏になればどうなのかわからないし、そもそも風が出なけりゃ強力もなにもありませんけど、、、

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