春も終わりに近づいた5月半ばのこと、出先で後部座席の荷物を取ろうとドアを開けたら「バキン!」という嫌な音がして、手にもわずかな感触がありました。
何かの偶然か?と思っていたら、二度目があったからよく見ると、C3の外観上の特徴でもあるエアバンプの一部がわずかに変形して角がめくれていて、それがリアのドアを開ける際、フロントドアに干渉していたのです。
ほんらいボディを保護する筈のものが、トラブルの一因となっているのが皮肉にも思えましたが、ひとたび変形したプラスチックは指で押さえたぐらいではどうなるものでもありません。
帰宅後、3Mの超強力両面テープとかいうのがあったから、これを切って差し込んで大型クリップで挟んで一晩、なんとかくっついたものの数日で再びめくれてしまい、次なる手段というわけで木〜金属〜コンクリートまでなんでも使えるという強力ボンドを慎重に流し込んで、再びクリップで挟んでもう一晩置いたら、さすがに今度はしっかり接着されました。

パーツはお高くないようだから、これでダメなら交換すればいいか、、と思っていますが、今のところそれでなんとか踏ん張れています。
以前、製造精度が上がってチリが狭くなったと書きましたが、それが裏目に出て、わずか数mmの異変でも干渉したり不都合が生じるという面もあるようです。
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今の2CVが我が家に来てほぼ一年半、あれこれの作業に追われたことと、走行距離が1000kmにも満たないこともあってオイル交換はまだでした。
巨匠Jr.によると、手に入りやすい10W-40を入れているとのことでしたが、交換するならやはり鉱物系で20W-50にこだわりたいから、ネット検索してJDAのSuper Multi Gradeという日本製を謳うオイルをゲット。

今回もducaさんがスロープ持参で駆けつけてくださいましたが、常に不安を伴うジャッキにくらべて圧倒的に安心なのはいうまでもありません。
交換自体は面倒なアンダーカバーもないから、ドレンを緩めて古いオイルを抜いて新油を入れるだけですが、オイルフィルターを交換するには、なんと右フェンダーを外す必要があるとのこと!
「ひえ〜、それをやるんですか?」「やりましょう」とわけでいざ作業スタート。
2CVのフェンダーを外した姿は、写真や工場では見たことがあったものの、自宅でははじめてだったから水木しげる風な姿にギョッとしつつ、細いタイヤがむき出しになるあたりは、どことなく先日見たブガッティを思い起こしました。

フェンダー脱着は簡単といえば簡単というべきなんでしょうが、やはり初見作業では、どこかどうなっているかわからないためスムーズとはいかない難しさもあり、さらにサイドパネルやウォッシャータンクの脱着、ウインカーなどの配線もあるため、やはりそれなりに大変です。
フェンダーを取り払うと、なるほど奥まった秘境みたいなところにオイルフィルターがありました。

その鉱物系の20W-50ですが、好ましい安心感がはっきりと感じられ、非常になめらか、音も角が取れて静粛性も増した感じですが、かといって重くなったとか、回転が鈍くなった、燃費が悪そう、、といったデメリットはまったく感じません。
むしろエンジンの回り方にどことなくクッション性といったら変な表現ですが、エンジン内部に膜のようなものが行き渡っている感じがして、やはりこれが本来の粘度だという感じがあります。
元を辿れば80年も前に遡るエンジンとは信じられない程、乱れもなくスムーズに回るのは驚くばかりで、遥かに新しい世代のエンジンでも、これよりよほどラフでガサガサしたエンジンは少なくない気がします。
ちなみにJDAオイルというのは今回はじめて使用しましたが、白ワインのような色をした見るからにきれいなオイルで、しかもお値段は非常にリーズナブルでした。

2CVネタでもうひとつ、先月、巨匠Jr.が来宅され「遺品を整理していたらこんなものがあったので、、」とのことでミニカー等をいただきました。
手作りなのか、なかなか味があるし、色もオシャレで、タンタンの絵の世界みたいです。
C3のミニカーは実車を受け取ったときに1台いただいていたから2台目、さらにエッフェル塔も。

巨匠は、シトロエンの武闘派として鳴らしておられたけれど、実はこんなものを並べてニヤついておられた一面もあったのかと思うと、思わずクスッとなりますが、じっさい純粋で愉快な方でした。
ひねくれたエアーバンプも見事押え込んで、今時のボンドは優秀ですね~。
エンジンオイル交換は定番で簡単なDIYと思われますが、付随してのオイルエレメント交換では右フロントフェンダーも外す必要が有り、初めてでは手順も極めて悪く、あっという間には終わりませんでしたね~。(汗、、)
それでも噂でのキチガイみたいに固くなく、ホッと一安心でした。(笑)
そして、m12の大きなネジ止めのフロントフェンダーはホンノリとボディ剛性にも寄与(?)している様で改めて感心させられました。
いつもお世話になり感謝に堪えません。
ducaさんが居られなかったら、自分がフェンダー脱着に補助であれ関与するなど考えられないことで、お陰様でいろいろと勉強させていただいておりますが、あいにくの劣等生ゆえ門前にいくら立っても一向に経を覚えずで恐縮です。
2CVといえば、アバウトに作られたもののように思いがちですが、実際はかなり深く考えられた設計というのが伝わって、驚かされます。