充電器

何の話からだったか、kunnyさんにバッテリーの充電を薦められ、充電器を貸していただくことになり、いわれるままに充電してみました。

今どきの車はアイドリングストップ付きが多く、AGMという従来型より多少タフなバッテリーがついていて充電の方法も違うようですが、お借りした充電器はそんな時勢を反映して新旧数種の自動車用バッテリーに対応しており、電流も選択式で0.8A〜8Aまで4段階あって、「2Aぐらいでゆっくり充電するのが良い」とのこと。

一晩かけて充電が完了すると、はじめ容量60%と表示されていたのが「FUL」になり、電圧も13以上になるのは非常に気分がよろしく、2CVまでフル充電が完了すると、なんだかいいようのない満たされた気分になるのが不思議でした。
価格もそうお高いものではないから(数千円〜1万円以内)、これはぜひ!という気になり、同じものをネットから購入しました。

それを聞くなりSさんは、そんなことをするより、安い韓国製バッテリー(信頼性は確認済み)を定期的に交換したほうがよほど賢明であると言われ、たしかにそれはそうなんだけれど、バッテリー交換といっても交換作業があり、今の車はハイテク満載だからそれに応じた手順もある、さらには交換後の処分まで考えると結構な手間はかかるし、あの腰をやられそうな重さだけでも気軽とは言えないから、差し当たり充電で事足りるものならそれも有り難く、それなりに意味はありそうな気がして注文へ。

翌日には玄関に置き配されているスピードに驚きつつ、すぐに必要というわけでもなく、充電は済んだばかりだから当分は使わないだろうし、逆に頻繁に使うようならバッテリーが要交換であろうから、そこはSさんの言われるとおりなのです。しかしkunnyさんの考えにも一理があって、頻繁に乗らない車は補助的に充電したほうが安心とのこと、2CVのような不定期車を抱えている身には、その点でもやはり持っておいたほうがまあ安心だろうというところ。

その後しばらくして、kunnyさんから送られてきた国沢光宏氏の動画によると、今どきのバッテリーは「2〜3年で交換するものではない」という考え方もあるようで(使い方にもよるとしても)、さらに充電は延命復活効果もあること、新車から3年の車検で交換するのは時期尚早ということなどが解説されています。

自分が充電器を買ったからといって、すぐこういう説に靡くのではないけれど、でもまあ一定の説得力はありました。「国沢ちゃんねる バッテリー」と検索すると出てきます。

ちなみに、お借りしたkunnyさんの充電器は、本体からクリップまでのコードが短いと使いづらいというので、コードの継ぎ足し加工がされていましたが、概して規格品はなんでもが余裕がないから、この際それもマネしておこうと線の太さなども教えていただき1.25mmのコードをホームセンターから買ってきました。

で、単純に銅線を撚り合わせて絶縁テープを巻けばいいだろう…ぐらいに思っていたら、kunnyさんは「それはマズい!」との仰せで、どうせ私のことだからハンダ付けの道具など持っていないだろうからと道具一式を揃えて来宅され、その作業までやっていただきました。50cmぐらいで良いと聞いていたのを、失敗もあろうかと大事を取って80cmにしたら、べつに大事を取る必要もなかったようで、結果かなり余裕の長さとなりました。

(写真上)せっかくなので試しに充電。前回は12時間以上かかったのが、その後数週間しか経っていないためか2時間半で終了、スタート時は12.8だったのが終了時には13.6に。

充電器」への9件のフィードバック

  1. 殺人的な暑さも和らぎ、秋らしくなりつつある今日この頃、過日は大変お世話になりました。また皆様と歓談させていただきましたら幸いです。
    さて今回のお題は充電。
    過去には何度と無く出先でのバッテリー上がりによるトラブルを経験した身としては、早めの交換を心がけております。6年前にバルタのかなり大きなバッテリーを装着しましたが今年新しく同じ仕様のバッテリーを入れました。取り外した物はまだ全然元気な数字を出していたとの事でした。
    一昔前に比べると飛躍的に性能は上がったように感じます。また不精者故にメンテナスフリーなのも有難い。
    思うに、そちらのメンバーの方は知識と技術をお持ちの方が多く、何かメンテナスを行う時にはフォローしてくださる環境がありますよね。
    元々クルマいじりは好きなのですが。(あくまでも横で観るだけですが)皆さんでワイワイやられているシチュエーションを思うと羨ましくも感じます。

  2. 2CVを若い時から通勤、子供がいるようになってからは送り迎え、行楽、買い物と毎日使った年も20年以上になると思います。最近はバッテリー管理のために週一乗るぐらいですがAGMバッテリーは放電からの回復が早く感じています。
    2CVはもしもの時にクランク始動ができるのはありがたかったですね。記憶にある回数は3回ほどですが実際はその倍ほどあると思いますが無事に帰ってこられました。
    エンジンが冷めた時、温まった時とクランク始動を試されることをお勧めします。

    • グッドラックさん、ご無沙汰して居ります。
      その節は色々とご教示有難うございました。
      そうですか! 20年以上エブリデイで走られていたのですね!

      chiracさん、100戦錬磨の2CV乗りのお勧めですから、今度 コールド/ホットのクランク始動を皆さんご一緒にトライして見られませんか? 面白そうですし。(笑)

      私も2輪では足動で随分経験していますが、4輪では子供の頃オースチンかヒルマンかダットサンか定かではありませんが、見た様な気がします。
      又 中学生の頃、田舎の親戚で農業用発動機の始動をさせてもらった時、デコンプを押し必死マメタンで弾み車に勢いをつけ、タン、タン、タン、タタタターッと回り出したのは忘れられません。(笑)
      あっ、余計な事を失礼致しました。(汗、、、)

  3. こちらこそお世話になりました。
    バッテリーは、こちらではみなさんも私も韓国製が当たり前になっています。
    イメージを別にすれば、安くて性能はまったく遜色なく、むしろプロの方のほうが今だに偏見があるようです。
    6年保ったとは立派ですね!
    みなさんの広範な知識にはいつも驚くばかりで、少しもひけらかすでも出し惜しみするでもなく、聞けばスルスルと際限なく答えが出てくるのはさすがです!
    作業はワイワイやっているわけではなく、私が無知で機械いじりが苦手だから個人的にお世話になることが多いだけです。

  4. ひええ、20年以上毎日とは、それこそ2CVの本来の使い方ですね。
    クランクがけはやったことがないのですが、冷めたときと温まったとき、、ですか。
    ではducaさんのご指導のもと、涼しくなったら一度やってみますが、むかしフレンチブルーでクランク掛け競争とかやっていましたが、要領と気合いが要りそうです。
    2CVでお子さんの送り迎えというのは、どこかで聞いたことがあるような…と思ったら、宮﨑駿さんが、お子さんの送迎のために買われた車が2CVだったとかいうのを思い出しました。

  5. ボクも同じ充電器を10年位使っています。複数台所有している身としては、バッテリーには少しでも長持ちして欲しいので、時間のある時に満充電しています。
    コードの継ぎ足し加工は良いですね。

    • そうなんですか!atsucxさんも同じとは嬉しいですね。
      なんだか妙に充電するのが快感になってしまい、その不思議な感覚は自分でも笑ってしまいます。

  6. chiracさんのお車は私のクルマと同じ高さにナンバープレートがあるようですからぜひ軍手をして手が当たらないか確かめられてクランク始動を楽しんでください。
    自分のクルマは温間始動は非常に手こずり、冷めてからの始動としています。
    これが出来るようになりジャンプケーブルをハイドロのトランクに移すことができました。
    ランプの消し忘れ、スタータトラブル、イグニッション戻し忘れなどスタータは3個目です。

    • なるほど、力んだ勢いでケガしそうですね!軍手します。
      ヨーロッパの横長ナンバープレートなら、ボンネットの下部に取り付けるようですが。
      おっしゃるように、温まった状態で再始動するときのほうがクランキングは長くなりますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA