壮烈な夕焼け

日曜19:30ごろのこと、とあるホームセンターから外に出ると、西から猛烈な光が射していて、これまで見たこともないような激しい日没でした。

他の人達も口々に「えー、何あれ?」といいながら、何人もが立ちすくんでしまい、きれいというよりなにか凶事の兆しのようで、あわてて写真を撮りました。
トリミング以外、もちろん一切加工はしていません。

シトロエンとは関係ないことですみません。

6月お茶会から

お茶会の写真をいただきましたので、いちおうご紹介。
SさんのDS5が初お目見えと思ったら、Hさんは三菱のiで登場の由。

この車はヨーロッパではシトロエンC-Zero(およびプジョーiOn)として2009年〜2020年まで発売されていたとのことで、ほかならぬHさんのことだから、当然そういうこだわりも含んでのことかと推察しているところです。

C6が積載車に載った日

積載車にお世話になった話を少し。

C6を2020年暮れに引継ぎ3年弱、15,000km程の距離を過ぎ、意外と丈夫だなと思ったころ、怪しげな挙動が出てきました。

2023年5月 ラジオが瞬間的に切れる。同8月 乗るたびに時計がリセットされる。そして、9月に20km程移動後にイグニッションキーをOFFにすると全電源が切れ、ドアを開けるときに窓が少し下がる動作もしないことがおきた。なんとかドアを開けたが、今度はドアロックが出来ない。エンジンも再始動できずこの時点で積載車と思ったが、1時間ほどで電源がもとに戻ってました。

流石にこのままでは出先で不動が見えてきたので、積載車で入庫となりました。

140,208km,2023年9月9日。

このときはネットでも記事がでているBSMを交換すれば治るだろうと思って、中古品を海外より購入していただきました。2023年10月9日

電源が切れるなどの症状が出なくなったことを確認しているときに、エンジンがアイドリングはしますがアクセルに反応しない症状がでてきました。ここから対応に手間取りました。

年が開けて皆様に力をお借りし、不良箇所はECUらしいとのことから、不良品の修理と並行して中古品の入手をすることにしました。まず、不良品は基板修理業者に見てもらったところ手遅れとの連絡。ECU基板に実装されている電解コンデンサの液漏れでダメージが大きく、パターンも切れている。心が折れそうになる。

中古品のECUを使うときはセキュリティの関係でECU、BSI、キー(送信、受信部?)の3点セットが必要となります。これまた皆様のお力でショップより購入することが出来ました。

久しぶりにアクセルに反応が戻りました。2024年4月11日

その後、ライト点灯時にライト点灯のインジケータが点滅するなどがありメカニックと相談していましたが、走行に支障がないので一旦退院となりました。

2024年5月25日 距離計は163,814kmになってました。

久しぶりに乗ったC6のアスファルトの凸凹を覆い包む揺れ方に感動しました。

DS5

14年間という長きにわたって初期型C5-3Lを愛用してこられたSさんですが、A/Tの故障で一度はO/Hされたものの不調が再発、ついに修理を断念され、なんとDS5へと乗り換えられました。

ちなみに、引退となったC5は2004年型、走行約16万キロとのことで、入退院も多かったけれど寛大なオーナーに愛されて、大往生であったと云えそうです。
(一時期はご夫妻で同型C5の2台体制という時期までありました)

名義変更に同行したので、Sさんのご了解を得て、写真を交えながら私からお伝えすることになりました。

DS5は2015年型、走行わずか6500km(!)という驚きの個体で、DS生誕60年を記念して発売された限定車とのこと。
専用のデカールやシリアルナンバー、エンブレム/ホイールのセンターキャップは金色となり、ボデイはブルーアンクル(フランス語で青いインクの意)という、往年のDSに使われた色が再現されているそうです。

そのコンディションはとても中古車とは思えないもので、室内のボタン類には新車時のビニールの保護シールが付いたままであったりと、よくぞこんなクルマがあったものです。

DSブランドが立ち上がって以降のモデルゆえ、初期型のFグリルにあったダブルシェブロンは廃され、DSブランドとしてフェイスリフトされていますが、すっきりと迷いのない顔立ちになっていてます。
陸事に到着後、他県ナンバーを外して名義変更のスタートですが、クルマとしてはナンバーのない状態というのも悪くないと個人的に思います。

手続きは滞りなく進み、ついに新しい福岡ナンバーを与えられて封印が終わると完了です。
やはりこれをもって車は真の意味で所有者のものとなり、さらに土地にも根付いた感じが一気に強まってくるものですね。

思わず「どこのスポーツカーだろう?」かと言いたくなるような、スタイリッシュな運転席まわり。
各スイッチのデザインや配置、形状などが、隅々までこれでもかとデザインされており、このころからシトロエンが新たな挑戦にも打って出ていたらしいという印象。
レザーシートの編み方、ステッチの色、外観では特徴的なサーベルラインはもちろんアートな雰囲気なホイールの意匠まで、内外のありとあらゆるところがこだわり抜かれているのは呆れるばかり。

どうですか?このサイドビュー。
薄い屋根、短いリアのオーバーハングなど、シトロエンの造形言語が踏襲されていながら、新しい試みもふんだんに取り入れられて、それらが見事に調和しています。
飛行機のような三角窓、リアドア後端でキックアップするあたりはXMを髣髴とさせるものがあり、個人的にはXMのあの先はもうないと思っていたデザインですが、こういう姿へさらに変換されたんだという発見と解釈にも繋がりました。

DSを起点として、贅沢な2ドアクーペのSM、それを基に4ドア化したXM、そしてしばらく置いて突然現れたDS5、その名が暗示していたのか、これらはDSからひとつの造形の系譜として繋がっていることにようやく気いた…といえば、多少こじつけのように聞こえるかもしれませんが、そんなこじつけめいた話が作れるところもシトロエンの世界で遊ぶ楽しみの一つのような気がします。

※C5との付き合いは、一台目から通算すると19年!だそうです。

4月度CCQ関東お茶会/

先週の土曜日に関東お茶会がNaさん、Kさん、Noさんと私の4名により東松山のいっちょうで行われました。

話題は乗り心地の話が多くを占め、KさんのC5iiの悩みについて参加者で色々話している時間が長かったように思います。ハイドロの場合は経年もあって乗り心地に個体差が大きいので、これ、といったものが分かりにくくなっていることがあります。また、仮にディーラーで修理してもらおうにも経験者の減少もありその症状を把握して原因追及してもらえないのが歯がゆいところです。(馬力とかなら測定もできますが、乗り心地は測定できませんし)

その他、Naさんが普段乗りに使用するための車として三菱のiを購入されたそうなのですが、その車探しについてのお話などがあって21:30ごろにお店を後にしました。

お店に入る前と後でNaさんの2CVや、2台のC5iiの乗り比べをしました。2cvについてはNaさん秘伝の調整がされた様で1年ほど前に乗らせていただいた頃よりフラット感が増したように思いました。やはり2cvはいいですね。いつかは所有したいところです。

2台のC5の乗り比べではあれ?と思うほどに2台で違っていてなんとも不思議な感じでした。エンジンをかけた状態でバンパーを押すとKさんの車のほうが明らかに柔らかいのに試乗すると私の車のほうが柔らかく感じました。これから原因追及されるのでしょうが、なかなか頭が痛いところです。

お茶会の週末は埼玉北部でちょうど桜の散り始めに当たったので、当日の朝、急遽私からお花見を提案しました。当日告知でもあったのでご参加いただけたのはNoさんのみだったのですが、良い天気の下で見渡す限りの桜並木でのんびりとした花見は普段のお茶会とはまた違った雰囲気で良かったです。

YouTubeチャンネルでC5を取材してもらいました

お久しぶりです。既にご覧になったいらっしゃる様ですが、ユーチューブの「Yamate Studio」というチャンネルで私のC5を取材していただきました。昨年9月よりスタートしてまだ間もないためか、取材車両を募集されていたので応募してみた次第です。これまでシトロエン関係ではC5ツアラー1.6とDS7クロスバックが出ており、シトロエン(DS)としては3台目、ハイドロとしては2台目の掲載となりました。

こちらのサイトを運営されている「りきまるさん」はまだ20代半ばとお若いですが、リハーサルなしのぶっつけ本番でちゃんとインプレできるのは大したものだなーと思っていました。また、自らの車の動画を残せる機会というのは意外とないものなので、こうした機会を作ってもらえたことに感謝してます。もしよろしかったらご覧ください。

Xmがやってきた! 後編

前日の夜、友人にXmを横須賀港に運んでもらったのですが、なんと3名で見送りをしてくれました。Xmの前をカングーが、後ろをアバンタイムが、まるでフランス大統領の車列のようです。

この間に、Xmのハンドルを握ったY氏が知らせてくれた気になるところは、以下の3点。
①シフトインジケーターが点いていないので、変速時にシフトポジションが判らない。
②リア足玉がパンクしている。リアアド玉は生きている。
③ガソリンが残りわずか、警告灯が点灯している。
走行に支障があるような不具合は無く、ほっと一安心しました。

近くのGSでガソリンを入れて小倉東インターチェンジへ。市街地を走っていると段差でリアがポンポン跳ねます。レポートにあった通り、リア足玉がパンクしていました。幸いなことに、アド玉は生きているようで、ノーサス状態よりは少しマシですが、もう、笑うしかありません。また、シフトインジケーターが点いていないので、ポジションが判らず、3のまま走っていたり、Nに入って空ぶかししたり、おっかなびっくり。


深夜の高速道路を走っていると、大型トラックがすごい勢いで追い越していきます。休憩のためにパーキングエリアに入っても仮眠しているであろう大型トラックでいっぱいで、普通車のスペースや通路にまで溢れていました。こちらは初見のクルマですから無理をせず、走行車線を制限速度内で淡々と、淡々と走り続けました。

自宅のガレージに着いたのは、午前1時前。
明日、臨時ナンバーを返還して、この楽しい冒険を無事に終えることが出来ます。お手伝いいただいた皆様には深い感謝の念でいっぱいです。(了)