GSを引き継ぎました

1月31日にGSを引き取りに行ってきました。臨時ナンバーを借りて佐賀~熊本まで、約100kmを自走します。積載車での輸送も考えましたが、納車整備をしていただいた巨匠のご子息(整備士)のご意見を聞いて、自走可能と判断。登録を終えたXmの高速テストを兼ねて、友人と二人で引き取りに行きました。

古参の会員の皆様にはお馴染みの巨匠のGSです。2か月間、ご子息に整備をしていただきこの日を迎えました。お昼過ぎにご自宅に到着、レクチャーを受けエンジンを始動。ムクムクと車高が上がり、エンジンもすこぶる快調に回っています。これなら乗って帰れるだろうと一安心です。近所のお寿司屋さんで一緒に昼食を取って出発に備えます。

住み慣れた街をゆっくり走るGSの後ろ姿。すごく、街並みに馴染んでいました。

熊本まで一般道を約100km、無理をせず休憩を挟みながら、順調に走ってきました。

ところが、自宅に近づくにつれて足回りから異音が。ハンドルを切るたびにガクガク、ゴリゴリ、尋常じゃない音と振動です。これはヤバいと思いつつ、やっとの思いで、自宅の駐車場にたどり着きました。

右側のドライブシャフトかサスペンションに異常がありそうです。
これから、GSとの格闘の日々が始まります。

1998年 Citroen Xm

1月に中古新規で車検を受けて、無事合格、晴れてナンバーが付きました。
1998年 Citroen Xm EXCLUSIVE ブルーモーリシャス です。
内外装は申し分なく、白濁しやすいモールもシルバーに輝いています。屋内駐車で大切にされていた個体であろうことが想像されます。

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昨年12月に登録する予定でしたが、車検の前日に下血を発見。やむなく車検はキャンセルしました。原因箇所はブレーキバルブで、右前輪の後ろにLHMが漏れていました。部品の到着を待って修理することになりました。

ここは、LHMがよく漏れる場所でゴムのキャップに穴が開いていました。ブレーキバルブの取り外しは、右ハンドルで良かったと思えるところ。左ハンドルは地獄です。
社外品が付いていたことで、2回目の交換と窺えます。今回は、運よく純正部品が入手出来ました。一緒にOリングとシールパイプも交換します。

これで、車両の購入から約1年かかりましたが、ようやく登録できるまでになりました。


以下、これまでに修理・改善した個所を記しておきます。
・リアサスペンション スフィア交換
・ATシフトレバー修理
・ドットマトリックス修理
・シフトポジション インジケーター修理
・LHMサクションホース交換
・セルカッチン対策
・フロントサスペンションブラケット突き抜け対策
・燃料ポンプ修理
・パーキングブレーキワイヤー抜け修理
・ヘッドライトLEDバルブ交換
・エキゾーストパイプ排気漏れ修理
・ブロアファン交換

1/14に熊本陸運支局で車検を受けて、無事に一発で合格、中古車新規登録できました。

今回の、Xm購入から路上復帰は、同好の士の協力、部品や情報の提供によって成し遂げられました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

Xmはどうなった?

今年の3月に、新門司港まで迎えに行ったXmですが、特に急いで登録する必要も無く、ダラダラとしていました。内外装に不満は無く、いつでも車検が受けられる状態ですが、気になるところが無いわけでもありません。

不具合その1 リアサスペンション・スフィアがパンクしているようです。純正球が付いていますが、もう手に入らないのでIFHS球に交換ですね。

不具合その2 シフトノブが崩壊しています。毎回触るとこなので、このままでは気持ち悪いです。

不具合その3 ドットマトリックスが読めません。お約束ですが、修理できます。

不具合その4 シフト・インジケーターが点灯していません。これは初めて、不便なのでメーターを開けてみます。

年内に車検を取るつもりで予約をとりましたが、最後にハプニングがあり越年決定です。(つづく)

SMとの邂逅

SMとの最初の出会いは10年前、行きつけの車屋さんにSMが入庫したと聞き、見に行きました。今ほど高騰する前の、無理すれば手が届きそうな価格で、ガレージの奥にひっそりと置いてありました。

それは、シャンパンゴールドが美しい、丸目4灯・ATの個体でした。試乗もさせていただきましたが、その時は、知見もなく自分が所有するイメージは持てませんでした。
しばらくして無くなっていることに気随て、お店のオーナーに尋ねたら、関東の方が購入されたとのことでした。

今思うと、この時買っておけばよかったと心残りの一台になりました。

2度目の出会いは5年前、くじゅう花公園で開催されたトリコロール・デイでのことでした。会場で、それぞれのメーカーや車種ごとに集まって駐車していた時に、積載車に乗せられたSMが入ってきました。

未再生原型車のSMが積載車から降ろされると、黒山の人だかりが出来ましたが、そこは同じシトロエン、特権でXmをとなりに止めて写真をパチリ。造形も色も共通点があります。

一筋縄ではいかなそうな個体でしたが、今頃、どなたかの手で再生されていると嬉しいですね。

そして、一昨年、香川で出会ったSM達。ここは、若きカリスマを頼って、全国から、オールド・シトロエンが集まる工場です。SMのほか、DSやパナール等が整備の順番を待っていました。今は、XmやC6よりもSMの方が部品もあるので維持しやすいそうです。

彼曰く、「1年後なら、空きがあるのでやってもいいよ。」と。

Xmがやってきた! 後編

前日の夜、友人にXmを横須賀港に運んでもらったのですが、なんと3名で見送りをしてくれました。Xmの前をカングーが、後ろをアバンタイムが、まるでフランス大統領の車列のようです。

この間に、Xmのハンドルを握ったY氏が知らせてくれた気になるところは、以下の3点。
①シフトインジケーターが点いていないので、変速時にシフトポジションが判らない。
②リア足玉がパンクしている。リアアド玉は生きている。
③ガソリンが残りわずか、警告灯が点灯している。
走行に支障があるような不具合は無く、ほっと一安心しました。

近くのGSでガソリンを入れて小倉東インターチェンジへ。市街地を走っていると段差でリアがポンポン跳ねます。レポートにあった通り、リア足玉がパンクしていました。幸いなことに、アド玉は生きているようで、ノーサス状態よりは少しマシですが、もう、笑うしかありません。また、シフトインジケーターが点いていないので、ポジションが判らず、3のまま走っていたり、Nに入って空ぶかししたり、おっかなびっくり。


深夜の高速道路を走っていると、大型トラックがすごい勢いで追い越していきます。休憩のためにパーキングエリアに入っても仮眠しているであろう大型トラックでいっぱいで、普通車のスペースや通路にまで溢れていました。こちらは初見のクルマですから無理をせず、走行車線を制限速度内で淡々と、淡々と走り続けました。

自宅のガレージに着いたのは、午前1時前。
明日、臨時ナンバーを返還して、この楽しい冒険を無事に終えることが出来ます。お手伝いいただいた皆様には深い感謝の念でいっぱいです。(了)

Xmがやってきた! 中編

 2/28の夜に横須賀を出港したフェリーが新門司に到着するのは、2/29の21時です。30分前に到着できるように移動の計画を立てました。公共交通機関を乗り継いで新門司まで行って、Xmを受け取って帰ってきます。移動中の話し相手に妻を連れて行くことにしました。

 出発は朝10時、高速バスで博多に向かいます。バスの終点でちょうど昼時になるので、フレンチの名店ビストロミツを予約しておきました。今回の無駄遣いを快諾?してくれた妻にお礼です。

 お腹も一杯になったところで、博多からJRで門司へ、それからバスで新門司港へ向かいます。

 ここまで来て素通りは出来ないとイデリーノさんにご挨拶。イデオートサービスは、いつも素敵なクルマでいっぱいのお店です。奥では、CXやHYも整備中でした。万が一、トラブルが起こった場合、Xmを預かってもらうつもりです。

 ここでCCQメンバーの大弓くんと合流。軽く中華で腹ごしらえをして、彼のSAAB 9-3で新新門司フェリーターミナルまで送ってもらいました。

 ターミナルに着いて車両受け取りの手続きをして待つこと30分、フェリーが入港して荷下ろしが始まりました。
 しばらくしてヘルメットを渡され、乗船して自分で車を降ろします。ここでXmとの初対面ですが、感傷に浸っている余裕は無く、指示に従って下船していきます。

大弓くんのSAAB9-3と記念撮影の図

ようやく地上に舞い降りた青い宇宙船。
さあ、これから熊本まで200km、深夜のドライブに出発します。(つづく)

Xmがやってきた! エピソード・ゼロ

今をさかのぼること2カ月前、緑Xmの窓が落ちました。Xmあるある、スライダーが割れたのでしょう。Xantiaで散々やった作業なので、手順はよくわかっています。速攻でレギュレーターを取り出してみたら、案の定、スライダーが割れていました。

実はこのスライダー、Xantiaの物と違って、現在、入手不可能らしいです。どんなにネットで探しても出てきませんでした。(情報お持ちの方がいらっしゃいましたらご教授ください。)そんな時、横浜のリュミエールさんが数年前にこのスライダーを交換した記事を見つけて、ダメもとで部品を譲ってもらえないか尋ねてみました。答えはやはり現在は入手不可とのことで、スライダーの購入をあきらめました。

割れたスライダーはPOMで接着が難しい材質です。それでも修理しないわけにはいかないので、破片をクイックウエルドでくっつけて外側を板金で覆って割れないようにしました。これで、落っこちた窓は問題なく開閉できるようになり、修理は完了していました。

数日後、リュミエールさんから電話があり、「中古のレギュレーター一式が手に入りますがいかがですか?近々、一台解体しますので」と。

思わず、「クルマ丸ごと買います!」と言ってしまったワタシです(;^_^A

Xmがやってきた! 前編

ご無沙汰しております。atsucx25です。このたび、縁あってXmを増車しました(;^_^A
ある部品を探していたところ、美しい車両と出会いレスキューしてしまいました。今乗っている緑Xmと色違い、同じ年式仕様です。

出処は横浜で、車検が切れて抹消済みの車両です。熊本までの輸送をどうするか悩んだ挙句、素人が臨時ナンバーで約1,200kmを輸送するという冒険を企てました。

東京在住の友人にXmを受け取ってもらって、横須賀からフェリーに乗せて北九州まで無人航送します。フェリーの到着に合わせて新門司港まで引き取りに行き、熊本まで乗って帰るという作戦です。

事前にこちらで臨時ナンバーを取得して東京の友人に送りますが、使用できる期間は5日間です。トラブル無く襷を繋がないとタイムオーバーです。不測の事態に備えて、路上でも修理できるように工具や部品も一緒に送って車両に積み込んでもらいました。

冒険は2/28にスタート。友人がXmを受け取り横須賀へ向かいます。この友人は、元Xm・現C6乗りで、途中クルマの状態を的確にレポートしてくれて、北九州~熊本間の走行に備えて情報をインプットしていきます。予定通り、横須賀港でフェリーに乗せてこの日のミッションは無事終了。翌日の夜に新門司フェリーターミナルに到着です。(つづく)

車検に行ってきました

車検満了日まで1ヶ月を切ったので、早めに車検に行ってきました。

熊本陸運支局、1ラウンドです。
車両の確認、外観検査、サイドスリップ検査、ブレーキ検査、スピードメーター検査と順調に進んでいきましたが、予想通り、ヘッドライト検査で不合格。右側ヘッドライトの光軸がずれていました。次の排ガス検査も合格でしたので、予備検査場で光軸調整をして2回目に臨みます。

再検査でコースに並ぼうとしたら、お仲間が!迷わず後ろに並びました。なんかホッとしますね。
業者の方でしょうか、声を掛けたら操作方法がわからないと苦労されていました。

再検査1回目で右側ヘッドライトの光軸も合格、これで全ての合格印が揃い、検査終了となりました。

新しい車検証はびっくりするほど小さくなっていて、有効期限等はICチップに記録されているそうです。字も小さくて違和感ありありです。

シールを貼る場所も変わりましたね。