無事に拙宅の車庫に収まったGSですが、登録に向けては課題がいくつか出てきました。
最初の問題は、右側のフロント・サスペンションからの異音とガタつきがひどく、車庫から動かすことができません。

原因特定のために分解してみると、ロアアーム・ブッシュが完全に崩壊していました。
ここはGSの弱点の一つだそうですが、引き取り時に、近年交換してあるとのことで安心していました。左側は異音もガタつきも無く、同時に交換してあるでしょうから不思議です。


ドライブシャフトを外して観察してみると、ケースが僅かに変形しています。中でジョイントが外れて暴れたのでしょうか。だとすると、ロアアームが通常よりも無理な動きを強いられ、ブッシュが崩壊したことも理解できなくはないです。

貼り合わせのインナージョイント・ケース、鉄板が薄くて華奢な造りです。こちらも要交換ですね。

修理すべきところが判ったので、部品をさがしてみましたが・・・、在庫切れでした。
前期型のロアアーム・ブッシュは世界的に欠品のようです。1個105ユーロ、4個必要なので420ユーロ、なかなかの値段ですね。

このまま、部品が出てくるのを待っていても仕方が無いので、思いついたことを試してみたいと思います。サイズぴったりのゴムホースを圧入したところ、ガタつきも異音もありません。これで、走行テストしてみます。
