モナコの刑事

Amazonprimeのせいで、すっかり海外ドラマにハマっています。

いま見ているひとつは『リヴィエラ〜隠された真実〜』というイギリス制作のドラマで、舞台はモナコ。

世界のセレブが集まる美しいコート・ダ・ジュールで繰り広げられる、美術品を抜け道にしたマネーロンダリングが絡むサスペンスドラマで、出てくる車は高級車のオンパレードですが、その事件を追う気骨ある刑事の車が、なんとC5のディーゼルです。

ロールスロイスやランボルギーニが出ても無感動に見ているのに、C5が出てくると思わず「アッ!」と声が出て両肩は浮き上がり、顔を画面に寄せて何度も戻しては繰り返し見てしまいます。

2017〜2020年の作品で、ロシアのウクライナ侵攻前ですが、暗躍するのはロシアのオリガルヒであり、美術品を保管し無税で売買するのは、NHKでも特集されたフリー・ポートという謎の美術品倉庫だったりと、いま世界を賑わせている要素が盛り沢山です。

モナコという場所柄といい、ぞんざいな使い方といい、カッコイイのなんの。

液足

書店にカーグラを買いに行ったら(まだウジウジ買ってます)、カーセンサーのEDGE誌の表紙がDSで、おやと思ったら、「フランス車はアシである」というコピーが目につき、中に輪ゴムで留められた別冊の表紙もDSで、どうやらフランス車特集のようでした。

パラパラやってみると、やはり別冊巻頭がそれでルノー、プジョー、シトロエンの順でいろいろ書かれているようでしたが、どうせ大したものじゃないだろうし分厚い本体は中古車情報だからゴミに出すだけと思ってみるものの、どうにもその衝動は抑えがたく、とうとう買ってしまいました。

はたしてその内容は、意外にも本当にフランス車が好きなライターが書いているらしいことが伝わってくるもので、内容も案外(といっては失礼ですが)正確で間違いなどはとくに見当たらずまずまずのものでした。

人様の著作物なので、せめて文章はぼかしました

初めて目にする面白い喩えもあって、プジョーのしなやかな乗り味を「猫足」ではなく「掴足(つかみあし)」といい、ハイドロに象徴されるシトロエンの乗り味を「液足(えきあし)」と表するなど、なかなか言い得て妙だなぁ…などと思ったり。
現代のシトロエンはハイドロを用いずに、どこまでこの「液足」を作り出せるかをテーマにしていると考えればわかりやすい気がします。

また、この中の記述で知ったのは、C5からブレーキがハイドロから切り離されたのは「欧州の規制でブレーキ回路は予備を含む2系統化が義務付けられたことが大きいため」とあり、その結果コスト高を理由に2017年を最後にハイドロは終焉を迎えるとありました。

私が思うに、コスト問題はブレーキを別にしたからというより、コスト削減が至上命題となった時代の波の中で、ハイドロにはコスト削減の余地がなかったからでは?ということと、これが「他車にない故障要因、整備の習熟と煩雑性、熾烈を極める国際競争の中で信頼性を失墜させかねない要因となると判断されたためでは?」と思います。

逆にいえば、今ほどコストを意識しなくてよければ、現代の技術をもってすれば最高・最上の、まさに夢のようなハイドロも作れただろうに…とも思ったり。

プジョーのページでも修理の達人のインタビューで、部品は欠品していて無いものもあり、05番台06番台の維持はイージーゲームではないとあり、いずこも大変なようですが、それでも以前よりは、確実にフランス車の人気も上がってきているように感じるこの頃です。

Citro Classica

三年前まで開催されてた Citro Mobile に代わり、今年から Citro Classica が 4/30・5/1にオランダで開催されたそうです。

買い付けとオランダ提携工場でのレストア進捗確認の為、訪問の様子をAutoNeedsがレポートしています。

CitroClassica シトロクラシカ 1日目

参加者の動画もいくいつかUPされてますね。

Citro Classica 30 april 2022

CITRO-CLASSICA 2022 AIRPORT TWENTE DEEL 1

DEEL 2

DEEL 3

DEEL 4

DEEL 5

<ご報告>

昨夏、全初期化までして乗り始めたばかりのC5X7。

なんの不満(硬い革シートとデカさ以外/笑)もないのですが、前から欲しかったMTのSXに出会ってしまったので、思い切って乗り換えることにしました。

Xantia SX 1.8L 16v 5MT 1999年 24,000km ワンオーナー

優良車両紹介 シトロクラシカ

Xantia (X2) 1.8 i 16V

備忘録として、今までのCCQへ投稿と同じ内容の個人ブログを貼っておきます。

930+961+C5