11月の憂鬱

すっかり冬らしくなりました、皆様お変わりございませんか?はやC6に乗り始めて6年がすぎましたZEWSです。

先日箱根の温泉に出かけた帰り、駐車場を出たところで警告灯が点灯しました。なんでもサスペンションのエラーとかで90キロ以下で走れよ!そして修理に出せと。。普通に走れてますので速度を落として帰宅しました。ハイドロの制御が出来ておらずユラユラが大きく感じました。また当然ですがエンジン停止でも車高は下がらず、手動スイッチでも動く事もありません。前回車検でお世話になった工場に電話をしたところ、現在多忙にて後ほど診てもらう事に。その前に何が故障しているか?テスターで確認してくださいとのお話でした。ディーラーに連絡するもこれまた入庫の空きが無く27日なら。。との回答。そんな中で以前c6にお乗りのS様より有難い助け舟がありまして、端末に繋いで貰いエラーを確認しました。おそらくフロントのハイトセンサーでは無いかと、、あくまでも画面での確認ですので確定ではありませんが、ハイトセンサーなら嬉しいのですが。既にc6を降りられているのに、わざわざの連絡と訪問に快く対応くださり改めて感謝申し上げます。さてこれから修理の段取りですが、吉と出るか凶とでるか?

なんか色々でてますが、下は過去?の故障かなと。。

皆様のモチベーションを下げるような故障ネタで申し訳ございません。。

GSの車検整備 ヘッドライト編

GSの車検で心配の一つにヘッドライトの検査があります。自家用車は全てユーザー車検で済ませていますが、最近はヘッドライト検査が厳しくなって、なかなか一発合格とはいきません。一回目で落とされて、テスター屋で調整をして二回目で合格するのが当たり前になっています。今回は、50年前のクルマですから、いつも以上に入念に準備をして臨みたいと思います。

まずは、ヘッドライトを殻割してレンズの内側を中性洗剤で洗います。リフレクターも綺麗にしたくなりますが、絶対に触ってはいけません。メッキが傷んで取り返しのつかないことになります。レンズを乾かしたらバスボンドでしっかり貼り合わせます。

ハロゲンバルブに黄色い豆電球がくっつけてありました。当時流行したイエローバルブ風の改造でしょうか。バルブ本体はH4eという形状で、今ではあまり見かけません。

H4eバルブは選択肢が少ないので、台座をつかってH4の高効率ハロゲンバルブに変換しました。これでも光量不足の場合はLEDバルブも搭載可能になりました。

YouTubeで見た方法で光軸を調整してみます。レーザーポインターで照射位置を決めて照射板の枠内にエルボー点が入るように調整します。

5m先で800ルクスありました。換算すると20,000カンデラになりますので、明るさは合格圏内です。あとは、素人の光軸調整でどこまで追い込めるでしょうか。

と、ここまでロービーム検査を念頭に準備をしてきましたが、・・・

”旧車のロービーム検査は、1998年(平成10年)8月31日以前に製造された車であれば、これまで通りハイビームでの検査が継続されます。2024年8月からロービーム検査が本格化したのは、1998年9月1日以降の車が対象です。したがって、旧車はハイビームでの検査となるため、ロービーム検査への完全移行の影響を受けません。”

との記述を見つけて困惑しております(;^_^A 

充電器

何の話からだったか、kunnyさんにバッテリーの充電を薦められ、充電器を貸していただくことになり、いわれるままに充電してみました。

今どきの車はアイドリングストップ付きが多く、AGMという従来型より多少タフなバッテリーがついていて充電の方法も違うようですが、お借りした充電器はそんな時勢を反映して新旧数種の自動車用バッテリーに対応しており、電流も選択式で0.8A〜8Aまで4段階あって、「2Aぐらいでゆっくり充電するのが良い」とのこと。

一晩かけて充電が完了すると、はじめ容量60%と表示されていたのが「FUL」になり、電圧も13以上になるのは非常に気分がよろしく、2CVまでフル充電が完了すると、なんだかいいようのない満たされた気分になるのが不思議でした。
価格もそうお高いものではないから(数千円〜1万円以内)、これはぜひ!という気になり、同じものをネットから購入しました。

それを聞くなりSさんは、そんなことをするより、安い韓国製バッテリー(信頼性は確認済み)を定期的に交換したほうがよほど賢明であると言われ、たしかにそれはそうなんだけれど、バッテリー交換といっても交換作業があり、今の車はハイテク満載だからそれに応じた手順もある、さらには交換後の処分まで考えると結構な手間はかかるし、あの腰をやられそうな重さだけでも気軽とは言えないから、差し当たり充電で事足りるものならそれも有り難く、それなりに意味はありそうな気がして注文へ。

翌日には玄関に置き配されているスピードに驚きつつ、すぐに必要というわけでもなく、充電は済んだばかりだから当分は使わないだろうし、逆に頻繁に使うようならバッテリーが要交換であろうから、そこはSさんの言われるとおりなのです。しかしkunnyさんの考えにも一理があって、頻繁に乗らない車は補助的に充電したほうが安心とのこと、2CVのような不定期車を抱えている身には、その点でもやはり持っておいたほうがまあ安心だろうというところ。

その後しばらくして、kunnyさんから送られてきた国沢光宏氏の動画によると、今どきのバッテリーは「2〜3年で交換するものではない」という考え方もあるようで(使い方にもよるとしても)、さらに充電は延命復活効果もあること、新車から3年の車検で交換するのは時期尚早ということなどが解説されています。

自分が充電器を買ったからといって、すぐこういう説に靡くのではないけれど、でもまあ一定の説得力はありました。「国沢ちゃんねる バッテリー」と検索すると出てきます。

ちなみに、お借りしたkunnyさんの充電器は、本体からクリップまでのコードが短いと使いづらいというので、コードの継ぎ足し加工がされていましたが、概して規格品はなんでもが余裕がないから、この際それもマネしておこうと線の太さなども教えていただき1.25mmのコードをホームセンターから買ってきました。

で、単純に銅線を撚り合わせて絶縁テープを巻けばいいだろう…ぐらいに思っていたら、kunnyさんは「それはマズい!」との仰せで、どうせ私のことだからハンダ付けの道具など持っていないだろうからと道具一式を揃えて来宅され、その作業までやっていただきました。50cmぐらいで良いと聞いていたのを、失敗もあろうかと大事を取って80cmにしたら、べつに大事を取る必要もなかったようで、結果かなり余裕の長さとなりました。

(写真上)せっかくなので試しに充電。前回は12時間以上かかったのが、その後数週間しか経っていないためか2時間半で終了、スタート時は12.8だったのが終了時には13.6に。

スフィアのリチャージ

曲折がありましたが、高圧ガスの第二種製造届を受理していただきました。
熊本県の担当課の職員さんに懇切丁寧に対応していただき、現地まで足を運んでいただいて、無事に届出が完了いたしました。
今後も、法令を遵守して安全に使用していきたたいと思います。

念願のスフィアのリチャージが出来るようになりました。
近年、スフィアの値上がりが著しく、将来の安定的な供給にも不安がありますが、これで一安心です。上手に使えば、3・4回はリチャージ出来る見込みです。

ウチでは、GSが5個、Xmが8個×2台、合計で21個のスフィアを使っています。トータルでかなりの節約になりますね。
捨てずにとっておいた使用済みのスフィアにも、新しい命を吹き込んであげたいと思います。

雨上がりの夜空に

「燃料ポンプがダメなんだろう」という思い込みで修理を始めて、思いつくものをいくつか換えてみても状態は変化せず、手詰まり感が漂っていましたが・・・

LEXIAに繋いでみたら、インジェクションにエラーが記録されていました。
「 Permanent Fault  Engine speed sensor coherence 」
エンジン スピード センサーの信号が届いていないようです。

大陸から取り寄せたスピードセンサー、届くが早くてありがたいですね。

スロットルボディを外しても見えるのはコネクターのみ、交換は少々大変そうです。どこまで外せばいいのだろうと、気が遠くなる思いです。

念のため、コネクターを清掃して繋いで、セルを回してみたら・・・、「ブォーン」をエンジンが雄たけびを上げました!

結局、スピードセンサーは交換せずに治ってしまいました。コネクターの接触不良が原因だったようです。今のところ、LEXIAにも新しいエラーは記録されていません。

お前についてるラジオ 感度最高!
すぐにイイ音させて どこまでも飛んでく
どうしたんだ,hey,hey,baby
バッテリーはビンビンだぜ
いつものようにキメてフッ飛ばそうぜ

7月関東お茶会報告

ご報告が遅くなりました。関東お茶会は7月12日に練馬区のガスト谷原店にて開催されました。出席者はNoさん、Koさん、Toさんと私に加えて、CCQのサイトを見て連絡を下さった静岡で初代C5セダン2.0にお乗りのHiさんがご参加くださいました。
生憎、To婦人のC5iiブレークはオーバーヒートのため、電車での参加、Hiさんも前日にハイドロ関係のトラブルに見舞われたそうでホンダの車でのご参加となりました。
初代C5のオーナーさんは本当に少なくなっているので、福岡のSさん以来となりますね。

↑写真参加?されたHiさんのC5です。良いオーナーに恵まれましたね。



新しい方がおいでになると気になるのはその自動車遍歴やメンテナンス先であり、Hiさんにも色々伺いましたが、C5が事実上初のシトロエンで、新車からワンオーナーで24万キロという素晴らしい距離をこなしておられるとのこと。新車購入後しばらくはディーラーにお願いしていた様ですが、近年はパーツも個人輸入して理解あるショップにお願いしているとのことでした。
やはりモデルチェンジして10年を過ぎると、やはりこういった自由の利くショップとの関係が重要になってきますね。ハイドロシトロエンは、ハイドロという機能がある分、どうしても整備工場を選びますが、これからも受け入れてくれる工場が残っていくといいな、と思っています。

また、ネットなどの情報を見ていると、C6がその複雑な構造や部品供給の終了などから維持をすることが難しくなってきているようで、降りる方がちらちら出てきているようです。CCQのNoさんも9月の車検に向けて右側ヘッドライトがハイビームに切り替わらないトラブルを抱えていらっしゃるものの、既に新品ヘッドライトは欠品らしく、何とか修理しないといけないとのこと。(最終的に整備工場でライトの修理を受けてもらえるようでひと安心の様でした。)

第24回フレンチトーストピクニック(FTP)に参加してきました

(写真の追加を行いました)

5月25日(日)に福井県あわら市の金津創作の森美術館で開催されました第24回フレンチトーストピクニック(FTP) に参加してきましたのでご報告します。

金曜日夕方に埼玉を出発し、土曜日は現地までの移動と北陸観光して会場近くの石川県粟津に宿泊。日曜日朝からFTP会場に向かいました。土曜日午後からは生憎激しい雨となったのですが日曜日は時折雨が降る程度まで回復し、計画通りに開催されました。

↑入り口では2CVがお出迎え

主なイベントとしてはコマ地図によるラリー(参加車両約80台、走行時間1時間半弱)とテーマ車の展示と解説(今回はフランス車に限らず、映画に出てきた車)、今村幸次郎画伯のイラスト展示及び販売などであり、FBMほどの規模ではありませんが関東や西日本からの参加者及び一般参加者が多数のイベントでした。特に申し合わせてもいないのに、関西のフランス車オーナーとばったり出会ったりするのが面白いですね。

↑雨でも皆さんいらっしゃってます。昨年見かけた車も多かったので、毎年参加されている方も多いんでしょうね。

あいにくの天気となったこともあり、多少参加車両は少なめだったのかもしれませんが、それだけに悪天候をものともせず来場している方々だったので見ごたえがありました。生憎写真を取り損なったのですが、Xantiaのディーゼルマニュアルなども参加されていて唸らされました。

私はコロナ明けの2023年、2024年に続き3回目の参加となりましたが、過去2回を見ていてとても面白そうだったので、今回はラリーに初参加しました。

ラリーの参加条件はラテン車及び1974年以前に生産された車ということであり、できるだけ車種を広げようという目的か、同一車種の重複応募があった場合には落選する可能性あり、となっていました。2CVなどは台数が多いことで落選することもあるようですが、私の車は幸い?大丈夫でした。

↑スタートの様子です。(撮影者:X(旧ツイッター)あきさん)、右側はチェックポイントでの歓迎。

ラリーはコマ地図に基づいてあわら市内のドライブルートを回り、道の駅等のチェックポイントを通ってそこでスタンプを貰い、クイズなどに回答するものでした。福井はFTPに参加するまで行ったことのなかった場所であり、これまで行ったことのない場所ばかりですてきな並木道の道路があったり、湖があったりで、あわら市っていいところだなーと思うようなルートでした。また、地元の観光協会等のバックアップがあるのか、事前に市民に対して広報がされているらしく、チェックポイントではもちろん、沿線にはあいにくの天気にもかかわらず、応援の人たちが出てくださっていました。雨まじりで寒い陽気にもかかわらずのそこそこの人出だったので、例年のような好天に恵まれれば相当にぎやかだったのだろうな、と思わせるものでした。

ラリーの結果は28位(非公開の基準タイムから4分38秒遅れ)であり、初めてにしてはまずまずでした。一位はパンデンプラ・プリンセス(同3秒遅れ、二位はXantia(同4秒遅れ)、三位はBX(同18秒遅れ)であり、どうやったらそのタイムが出るのかと呆れました。

↑ピクニックラリーの上位3車の展示。ちょっと古い車が上位入賞なのはいいですね。

イベントの参加車両は地元福井や石川、富山だけでなく、関西方面からの参加者が多いのが印象的で、毎年参加している人も多そうでした。CCQからはMさん親子(2CV)がラリーにも、T夫妻(C5ブレーク)が会場にいらっしゃってました。

↑CCQメンバーのMさんの2CV。とってもきれいでした。月曜日は仕事とのことで、FTP終了後には東京までとんぼ返りとか。

建物の中では、今村幸次郎画伯のシトロエンやロボットをモチーフにしたイラスト原画の展示や、ポスターなどの展示が行われており、原画を拝見すると、やっぱり原画の持つ力はすごいな、、と思わせるものでした。

アロンフランセ(フレンチブルーミーティング)等がどちらかというとフランス車を所有している人や関心のある人だけが楽しむイベントの傾向が強い中で、FTPは入場無料であることもあってか地元の人も見に来るようなイベントになっていました。アットホームな雰囲気がとても良くて来年も参加したいと思っています。

それから-4

またまた2CVネタで失礼します。

お茶会にもなんとか初参加を果たしましたが、やはりエンジンが止まる症状が再発することが判明、これが喫緊の課題となりました。

始動後しばらくは順調なものの、15分なり30分なりすると、急にアイドリングが変調をきたしてエンジンが止まってしまうという、甚だ困った症状です。
信号などでアイドリングがおぼつかなくなると息も絶え々々になるから、アクセルを踏み足すかチョークを引かないと止まってしまい、これが出始めると停車するたびにヒヤヒヤさせられます。
キーを捻ればなんとかエンジンはかかるから、レッカーを呼ぶ事態には至らないものの、チョークをずっと引いてごまかしながら家に辿り着くしかなく、これでは到底楽しめません。

ducaさんに相談すると、この件でも鋭意ご尽力くださって、あれこれ原因を究明、キャブの調整やらなにやらでずいぶんお手間をかけました。

主治医のメカニック(2CVにも詳しい!)にも意見を仰ぐほか、ducaさんのほうでもネットやCCQ関東のNさんの豊富な知識や経験談なども踏まえながら、何日にもわたって原因究明・調整・試行錯誤などに打ち込んでくださいました。

そのいちいちを書くのも徒に字数を増やすだけで、メカに疎い私では、さほど正確なことを伝える自信もないので省略しますが、ときに長いドライバー持参で試走しながら、何度も道端に寄せてはボンネットを開けて調整するといったようなことも行いましたが、人の視線はあるし、真横をパトカーがかわしていくこともあり、お咎めがあるか?と思ったら何も言われませんました。

巨匠の愛車とはいえ、晩年は長く入院されるなど、自由に車に乗ることが難しくなられ、ついにはナンバーも廃されて数年不動状態であったためか、一例を挙げるとエアクリーナーなど、中のスポンジが劣化してボロボロの粉状になっているなど、手を入れるべき箇所が散見される状態だったことも事実です。

そのひとつ、動かない燃料計は、電気的なチェックによってタンク内のフロートセンサーが原因だろうというところまで追い込んだのですが、2CVは床下のガソリンタンクをはずさないとこれにアクセスできません。
で、タンクを外すにはある程度ガソリンを抜き出して軽くする必要があり、ポンプを買い、ホースを準備し、ducaさんはご自身のスロープまで持参されて少しずつ歩を進めますが、ひとつ事だけでもあっという間に時間が流れて一日は終わってしまい、これを何回も、何日も、粘り強く繰り返すことになりました。

ducaさんご持参の安全なタンクへ可能な限りガソリンを抜き出した後、いよいよ下に潜ってタンクを取り外す作業開始。しかし単純にネジを緩めれば終わりとはいかない、なかなかの難作業でした。

下にもぐっての作業(私は見守るだけ)を経て、ついにタンクが外れて中のフロートが取り出されると、果たしてその内部はものの見事に断裂しており、電気が流れないのだから逆立ちしたって針は動くはずもないと深く納得。

それを持ち帰られてハンダ付けされ、後日、取り外しと逆回転の作業を経て、ついに針が動き出したときは思わず拍手したくなりましたが、マフラー交換からこちら、すべてがこういう積み上げと繰り返しでした。

(左上)床下にある燃料タンク。(右上)外された後は異物が入らぬようテープを貼っています。(左下)フロートセンサーの電気が流れるべき金属板がものの見事に断裂していました。(右下)分解し上部を外されたキャブレーター。掃除のため、淡いピンク色のガソリンをすべて抜き取ったところ。

エンジン不調に話を戻すと、数回にわたりキャブ内のスロージェット(アイドリングにきわめて重要なものらしい)をはじめ、精密な箇所を丁寧に掃除しましたが、それでも直らず、ついには上部をバラしてのクリーンアップ、さらにはキャブの調整に一層注力されました。

ネット情報もかなり調べられた由で、キャブレーターのパイロット・スクリューを基準値に戻して本来のセッティングにリセットするところから始められ、頭痛がしてくるような排ガスにも長時間まみれながらの作業です。

黙々とキャブ調整を繰り返されるducaさん。床に転がるのは、燃料タンク脱着時に使ったポンプやホース類。

そしてついに、40〜50分にわたる暖機および試走でも止まる症状がなくなり、さらに夜一時間ほど走ってみたところ、アイドリングはこちらの不安をよそに淡々と安定するようになって、どうやらこの問題も克服できた…ように今のところ思っています。

アイドリング不調が消えただけでなく、エンジンの波長にはどこか健康なトーンが加わったように感じられ、発進の際もすんなりクラッチミートできるというオマケもつきました。

オマケはそれだけでなく、強い排ガス臭やガソリン臭が無くなった…といえばウソになるけれど、かなり軽減した感じです。
もともと2CVは現代の車に比べれば、どちらかというと古いオートバイ的というか、常にそういう匂いとか機械的野生と共にある車ではありますが、とはいえあれはさすがに異常なガスが漏れ出ていたらしいと、今にして思われます。
尾籠な例えで恐縮ですが、内臓疾患の人が吐息まで臭くなるようなものでしょう。

オートバイといえば、ducaさんの趣味をシトロエンと二分するもうひとつが、イタリアのモーターサイクルの名門ドカティで、これを長年愛用され今も尚現役でいられるのですが、その貴重なノウハウが2CVの整備において、わけてもキャブレーターの取扱や調整などで遺憾なく発揮されたことは疑いようもなく、そういう恵まれたご縁が身近にあったことは感謝に堪えず、私も2CVもその幸福を喜んでいるところです。
また有効貴重なご助言をくださった由の関東のNさんにも謹んで御礼申し上げます。

まだぜんぶ終わったわけではありませんが、とりあえず今回はこれぐらいにしておきます。

止まらないようにと期待を込めながら、夜の試走にまた出発。

5月度関東ご報告

5月のお茶会はいつものいっちょう東松山店にてNaさん、Kaさん、T夫妻、私の5名での開催となりました。この日はNaさんがC5でいらっしゃったこともあり、C5ばかりが4台集まるというなかなかレアな光景が繰り広げられました。



お茶会では、TさんのC5ブレークが先日の車検の際に整備工場で指摘された課題に対して絶望的にならずとも、ひとまず2年は乗れるのでその間に対策を考えていくのが良いのではないかとの意見が多く出されました。

その他、Naさんによる2CVと普通の国産FF車のダンパーの実物を使用した取り付け方法の違いからくるダンパーの耐久性や固さの違いや2CVに取り付けられたポーの説明等、さすが技術系の面目躍如といった感じでした。

↑スズキのスイフトと2cvのダンパーの比較です。Tさんがダンパーをぎゅっと押して固さを比較してます。オレンジのが2cvのだそうで、ド-カルボン製とか。

Naさんによると、ダンパーと並んで2cvの乗り心地に重要な影響を与えるポーの構造が最終のポルトガル生産になるとずいぶん変わってしまっていて、以前のモデルのような乗り心地が望めないそうです。このため、Naさん
の車はポーの辺りをだいぶ加工して納得できる乗り心地まで持ってきたとのことでした。

また、過去Xmで苦労した話から、中途半端に電子化された旧車を維持するなら思い切ってクラッシックカーに行ってしまった方がいいのでは?といった話に飛び、ロールスロイスやベントレーがたくさんあるワクイミュージアム(埼玉県)の話に広がり、20時過ぎに解散となりました。

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ここからはおまけなのですが、4月の終わりに我が家の生垣用に16本くらいのつつじの苗をC5で運びました。生憎下見に行った時よりも大きめの苗しかなく、うっかりトランクから荷物を下ろさずに行ってしまったのが失敗。これは軽トラでも出直しかな、、とのものの、物は試しとばかりリヤシートを倒したところ積み込みに成功しました。さすが実用車シトロエン、こういうところにはめっぽう強いですね。

↑自宅で全部下ろしてみてびっくり、こんなに積んでいたとは、、、

GSのロアアーム・ブッシュ

無事に拙宅の車庫に収まったGSですが、登録に向けては課題がいくつか出てきました。
最初の問題は、右側のフロント・サスペンションからの異音とガタつきがひどく、車庫から動かすことができません。

原因特定のために分解してみると、ロアアーム・ブッシュが完全に崩壊していました。
ここはGSの弱点の一つだそうですが、引き取り時に、近年交換してあるとのことで安心していました。左側は異音もガタつきも無く、同時に交換してあるでしょうから不思議です。

ドライブシャフトを外して観察してみると、ケースが僅かに変形しています。中でジョイントが外れて暴れたのでしょうか。だとすると、ロアアームが通常よりも無理な動きを強いられ、ブッシュが崩壊したことも理解できなくはないです。

貼り合わせのインナージョイント・ケース、鉄板が薄くて華奢な造りです。こちらも要交換ですね。

修理すべきところが判ったので、部品をさがしてみましたが・・・、在庫切れでした。
前期型のロアアーム・ブッシュは世界的に欠品のようです。1個105ユーロ、4個必要なので420ユーロ、なかなかの値段ですね。

このまま、部品が出てくるのを待っていても仕方が無いので、思いついたことを試してみたいと思います。サイズぴったりのゴムホースを圧入したところ、ガタつきも異音もありません。これで、走行テストしてみます。